皆さんには、自分の木がありますか?
自分が生まれた時、父親が檜(ひのき)を庭に植えました。
豪壮な敷地を持つ邸宅…なら別ですが、街中の小さな屋敷。
次第に大きくなった木が、家のすぐ近くまで枝を張るようになりました。
小学校3年から4年生の時に、家を建て替えました。
庭が以前より狭くなり、ますます木は家に
近づき、邪魔になるようになりました。
そしてここからは、覚えていないのですが、
いつの間にか、その木は無くなり、
庭のそこだけぽっかりと空いたままになってしまったのです。
伐られたその木はどうなったのか、
一部を残したのか、何かに使われたのか、
燃やされてしまったのか、一切わかりません。
父親に確認すればわかると思いますが…。
木がなくなって随分たってから、
誰かに、「自分の木を持つといい」と言われたのです。
自分のために植えてくれた木、自分が植えた木ではなく、
人の家、公園でもどこでもいいが、
すでにそこに生えている木で、自分の気に入った一本があれば、
それを自分の木に決めて、見守りなさい。
じかに触れあえるなら、時には、そこに行き、
手を当てて、また耳をつけて、木の鼓動を感じなさいと。
実際、森、公園の木に耳を当てるという活動もあるのだそう。
ネイチャーゲーム協会
http://www.naturegame.or.jp/play/木は、人よりも長く生き続ける。
自分がなくなった後も続く命に、何かを托す
というのは、心が軽くなる行為なのかもしれません。
というわけで、自分の木は、今、生えている、
他人所有や、公の木でもいいのですが、
できれば、一から育ててみたい気もします。
この木は、自分の木と決めて、植林するのもいいかなー。
今では、環境保護、町おこしのために、日本、世界各地で
植林が行われていますね。
海外でもいいなー。
(その木で樹木葬が出来ればいいのだが)
1700カ所4000万本もの木を植えた宮脇氏が語る植樹の勧め。
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小さい時によく木登りした
あの楠(くすのき)も「自分の木」かも。
久しぶりに会いに行きたいですね。
〇追記 2023年2月25日 このエントリーにアクセスを多く頂いています。 自分の木は必ずしも有名な木、巨木でなくてもいいのですが、 次のような本が出ています。