「米を残したら、目がつぶれる」。セカンドハーベスト・ジャパン。

皆さんは、小さい頃、お父さんやお母さん、
はたまたお祖父さん、お祖母さんから、
「米を残したら、目がつぶれる」
と聞かされたことはありませんか？

自分の家では、

「だから、米を残してはいけない。
食べられないと思ったら、食べる前に、
取り分けるか、ついでもらう前に言え」
というルールになっていました。

今でも、ご飯に限らず、食べ物を残すことには、
非常に罪悪感があり、食べきれる量を事前に、
みはかって、残さないように心がけています。

会社のすぐちかくの浅草橋に、
セカンドハーベスト・ジャパンというNPO団体があります。

http://www.2hj.org/index.php/jpn_home

この団体は、食品メーカーなどから、市場に出せない食品を集め、
福祉関連の施設などに分配しています。

《セカンドハーベスト・ジャパンとは？》
http://www.2hj.org/index.php/what_is_j

現在、東京だけで1日におよそ6000トンもの食料が廃棄され、
日本全国では、1年間に、500万トン～900万トンもの食べ物が、
十分に、安全に食べられるにも関わらず廃棄されているとのこと。

その一部でも、困っている人に再配分しようというのが、
この団体の趣旨で、実際、そのような活動を行なっています。

わずかにへこんだ缶詰、賞味期限が近いレトルト食品。
規格に外れた農産物。

食べるには問題ない食料が、捨てられている一方で、
飢えて、なくなる人もいる。

食料、加工品を作り、流通するには、
人手はもちろん、水、電気、ガソリンなどの
資源が使われています。

食べものを捨てることは、そうした資源をも、
無駄にすることになります。

少しだけ、考え方を変えれば、そうした無駄を出さずにすむ。

東日本大震災の被災地への支援も、
セカンドハーベスト・ジャパンは行なっていますけれど、
考え方を少し変えて、節電に取り組めたのですから、
食べ物に対する意識も、少しだけ、変えられればと思います。