認知症。
その一歩手前の
軽度認知障害(MCI)。
あなたはご存じでしょうか。
テレビの健康番組、健康雑誌などで、
この言葉を知ってはいたのですが、
余り身近なものとしては
とらえていませんでした。
そうしたら、先日、知合いの人から、
この言葉を聞きました。
なんとその知人が軽度認知障害の
可能性があり、それを克服したというのです。
軽度認知障害は、早期発見し、
予防治療することで、回復したり、
認知症の発症を遅くしたりすることができるのだとか。
知人は、自分で記憶障害に気づいたとか。
具体的には、新しい事が覚えられない。
自分ではちゃんと覚えたはずなのに、
実際には、忘れてしまうことが何度も起こったそう。
例えば、友人と約束した
会食自体を忘れてしまう。
また覚えていた人の名前、
それまでなんなく出来ていた日課
(薬、サプリメントを食前・食後に飲む)が
出来なくなったりなど。
かかりつけ医に紹介してもらった
専門医(クリニック)を受診。
認知症テストを受けたところ、
健常者とMCIの境界だったとのこと。
ここから始めたのは、食生活の改善。
生活習慣病に関してもボーダーラインだったので、
以前から少しは気をつけていたのですが、
家族に協力してもらって、野菜を多めにし、
肉・魚・卵などもしっかりとることに。
それまでおやつ、夕食後にとっていた甘い物、
またお酒は、かなり減らしたそうです。
続いて運動。
ほとんどやっていなかったので、
まずは歩くことから。
朝や夜は寒かったり、暗かったりするので、
もっぱり昼間。
雨の日や風の強い日は外では厳しいので、
近くのホームセンター、スーパーの入っている
ショッピングセンターを買物がてら利用したとのこと。
他には、手書きで気になったことを書くこと。
テレビを見たりして、気になることは、
メモ帳に書き出す。
また簡単な漢字の書き取りも毎日、
行なったと言います。
後、意外に良かったのは、
家族、友人などとの会話。
テレビ、新聞で読んだこと、知ったこと。
またその日に起こった事、出来事、それに対する
自分の感情を話すのは、話すのは、かなり頭を使う
ということが分かったといいます。
(忘れないように手帳などにメモしたキーワードを
もとに話す)
こうした生活を過ごして半年余り。
認知症テストは、正常の範囲に戻ったとのこと。
ただ安心せず、現在でも、
上の習慣を続けているそうです。
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