気が付くと、いつの間にか、
町の本屋さんに行かなくなりました。
理由は、本をほとんどネットで
買うようになったから。
品切れもなく、朝、注文した場合、
うまくすれば、その日のうちに
配達されることもあるなどスピーディだから。
そんなこんなで、近所の書店に
行かなくなったのでした。
そんなことを
本好きな知合いに話しました。
知合いも同じように、
書店を訪れることがなくなったそう。
しかしあることに気づいて、
少し前から、無理にでも
本屋を訪れることにしたとのことです。
それは、たこつぼの中に入ったように、
自分の興味の幅が極端に狭くなって
しまったということ。
特にベストセラー、ブームになった本などに
ついてかなり疎くなったと感じたようです。
つまり今の時代の雰囲気というか、
流れを全く感じられないようになったと。
ネットでは、自分が好きな作家、ジャンルを注文。
それ以外の本を見たり、中をざっと見たり
ということをしません。
それゆえ、いつの間にか、自分の興味以外の
分野に関する知識が薄くなったようだと。
これに対し、書店に行くと、
自分の好きな作家の本、ジャンルだけでなく、
今、発売されている本、雑誌などが、
自然に目に入る。
ふと手に取った本が思いのほか、
面白かったので購入。
そこから興味が広がり……ということがある。
さらに知人は、紙の新聞も止めてしまったので、
余計、その傾向に拍車がかかったのかもしれないと。
紙の新聞だと、自分が読みたい記事だけでなく、
他の記事にも目が行きやすく、またそれを読むことが
簡単なので、自然と知識を得られ、興味の対象も
広げることができる。
自分は今でも紙の新聞をとっているのですが、
確かにそうですね。
さらに言えば、紙の新聞の場合、
下の部分に多い、書籍などの広告に
目を通すだけでもかなり大きな情報が
得られます。
また新聞にはさまれるチラシの、
情報も膨大ですね。
知人は再び紙の新聞をとろうかと
考え中だそうです。
実際にその場所に足を運ぶということは、
まだまだデジタルをはるかに超える
情報量を得るなど大きなメリットが
あるのかもしれないですね。