2019年08月07日 - 未分類 おととし、還暦を迎え定年。そのあとは、務めていた会社の1年ごとの嘱託を続けている知人。最近、彼が還暦を機に、膨大な本を断捨離したと知りました。蔵書のほとんどを 処分したとのこと。現在も物を書く仕事を続けているので、本は、必須だと思ったのですが、そうでもないようです。知人によれば、新聞、雑誌などは情報の鮮度、有効期間が比較的わかりやすい。中に載っている情報が役立たなければ、すぐに処分できる。ところが書籍は、それらに比べて長持ちする。しかしそれは永遠ではない。当たり前だけれど、そのことに気づいたそうです。若い時から読書家、仕事も仕事だったので、毎月、どんどんと新刊(献本)がたまり、その中から、選んで読んで、自分もそれをもとに文章を書く。忙しい毎日の中で、不要となった本を整理する時間がとれなかったと。定年を機に、これまでよりは仕事量が減り、時間がとれるようになったので、要不要をじっくりと判断することができ、整理することができるようになったそうです。○基本は全捨て。○誰かにあげようとか、 アマゾン、メルカリ、ブックオフに 売って少しでもなどと思うと、 処分できず、片付かない。 (知人、子どもなどが勝手に 持って行ったり、売るのはかまわない。 ともかく自分は処分することに集中する)○ノウハウ本、時事解説などの本は、 やはり情報鮮度がすぐに落ち、 処分しやすい。○若い時から読み継いだ古典は、捨てがたい。 結局、残った本は、若い時から読み返してきた、 好きな作家の本であり、古典だったそう。 自分で引いた線や書き込みに、 その時の自分の理解、思いが見えて、 本文よりもむしろそちらに価値があると 感じたとのことです。○もし手放した後、欲しいと思ったら、 大概は手にいれられる。 捨てる前に調べてみて、手に入ると わかれば、手放しやすい。○別の知人は、中・高時代に集めていた アイドル本、写真集を処分しようと 思って調べたら、結構な値段になると わかり、処分を一時保留。 そのあと、買い取ってもらい、かなりな お金を得たとのこと。「捨てる」「思い切る」で人生がラクになるposted with ヨメレバ斎藤茂太 新講社 2014年07月