2020年2月15日、メールをチェックしたら、
会社のメールアドレスあてに、James Nakano
という人物から、メールが届いていました。
会社のメールを管理しているサーバーの
セキュリティーをあげており、
怪しいメールには、《[SPAM]》というマークがつきます。
それが効果的に働いて、そのメールのタイトルの前に、
しっかりと[SPAM]がついていました。
その内容は、私が、£28,844,000（二千八百八十四万四千英ポンド）の
預金を残して亡くなった人物の
唯一の相続人であるので、
遺産相続に同意してほしいという。
おお、40億円ほどの遺産が……。
こんな話、昔、アメリカのドラマ、映画、
小説などで見たり、読んだりしたことが
あったなー。
突然、遠い親戚の人が亡くなり、
その人の遺産を受け継ぐという内容。
大概は、その後、いろいろなトラブルに
巻き込まれるのですが……。
さてこのメール、もうご存じだったり、
お気づきと思いますが、詐欺です。
メールに返事し、連絡先を教えるように
促していますが、反応すると、手数料を
振り込めとか、振込先が有効か確かめるため、
ある金額のお金を送信せよなどの依頼がきて、
お金をだまし取られます。
また返信すると、メールアドレスなどの
個人情報が売られたりします。
なので、反応しないことが一番の対策です。
在ニューヨーク日本国総領事館が同様な手口に
気をつけるようサイトで呼びかけています。
（自分に来たメールとほぼ同じ。
差出人の所属する金融機関名が違います）
《英国からの遺産相続を持ちかける手紙詐欺》
https://www.ny.us.emb-japan.go.jp/oshirase/2018-03-01.htmlいやー、それにしても、
「こんなことがあったらなー」
と憧れる人間の心理をうまくついたメールですよね。
○有名人の遠い親戚を調査するテレビ番組が。
あれは、血族、姻族をずっとたどっていき、
親族の範囲をはるかに超えていくので、
相続の点からは全く意味がない。
テレビ的には、あの俳優、タレントが、歴史上の
偉人につながっているとしたいのだろうが……。
亡くなった父から相続した高級アパルトマンを売り払い、
人生をやり直そうとニューヨークからやって来たマティアス。
しかしそのアパルトマンには、イギリス生まれの
老婦人マティルドが娘のクロエと共に住んでいた。
このアパルトマンは元々、マティルドの所有。
彼の父は、フランス伝統の不動産売買制度「ヴィアジェ」で、
このアパルトマンを手に入れた。
この契約は、元の所有者であるマティルドが、
亡くなるまで、年金を支払い続け、売却できないというもの。
マティアスは、金を集め、アパルトマンを売るチャンスを
探っていたのだが、1枚の写真から隠された家族の秘密が
次第に明らかになっていく。