3月3日、耳の日。
あなたは耳を大事にしていますか。
もう2年ほど前になりますが、
近所に新しく出来た耳鼻咽喉科に。
同年代の知人が行って、
そこのクリニックの設備と先生が
とてもいいので、一度受診してみては
と勧めてくれたので、その忠告に従いました。
結果的に、知人の言う通りで、
とても役に立ちました。
歯、目などは年齢とともに老化。
目などは特に老眼という形で、
それがわかりやすく現れます。
ところが耳は、劣化の程度がゆるやかで、
なかなか自覚しにくいのが特徴だそう。
その時、聴力の検査も行なったのですが、
やはり年相応に劣化していて、
高音部また小さな音に対する
聴力が衰えていました。
今すぐにという訳ではないですが、
今後、10年、15年して聴力が劣化する前に
補聴器などで補正することが大切と
医師から教えてもらいました。
目からの情報は全体の90%と言われ、
その重要性は知られていますが、
耳からの音声の情報も、特に危険察知や
コミュニケーションを図る上でとても大切。
聴力が落ちると、コミュニケーションが
出来にくくなり、会話が少なくなるため、
認知症に進みやすいのだそう。
認知症予防の意味でも耳、聴力を保つ
ということは大切なんですね。
耳をいたわるということで、勧められたのは、
耳を出来るだけ無音状態におくこと。
人の五感で最後まで残るのは耳=聴力と
言われているように、人は寝ていても、
音を感じてしまうのだそう。
なので、ずっと働いている。
その刺激を出来るだけ少なくしてあげるのが重要と。
まずイヤフォン、ヘッドフォンなどで、
大きな音で音楽などを聞きすぎないこと。
また長時間連続して聞くのも、非常に耳には悪い。
目でも一緒ですが、休憩を入れてあげないと
いけないんですね。
また最近、ノイズキャンセリングのイヤフォンがありますが、
そうしたもので、人工的なノイズをシャットアウトする
というのも良いんだそう。
あと注意されて意外だったのは、耳掃除。
耳掃除は癖になって、何度も行なう人がいるが、
耳の衛生、機能の面からは、そこまで頻繁に
する必要はないとのこと。
せいぜい1ヶ月に一度、綿棒で、耳の穴の外側に
近い部分を軽くぬぐうだけで十分とのこと。
余やり過ぎると、耳の穴の表面を傷めてしまうとのこと。
また耳垢は、自然に外に向けて押し出される仕組みに
なっているので、耳の穴の奥まで差し込んで、
耳垢をえぐりとるような動きは不要なんだそうです。
人生100年時代。
最後まで耳が良く聞こえるように、
大切にしたいものですね。
〇耳の穴の周囲、耳たぶを指で軽く
マッサージしてあげると血行が良くなり、
耳の聞こえも良くなるそう。
耳の穴の周囲は、中医学によると、
体全体のツボが集中しているとのこと。