あるサイトからもらった2000円分のクーポンで思い出した大伯母夫妻が暮らした鉱山の売店。

もう去年から何度も来ているのですが、
あるサイトから、そのサイトの買物にしか
使えない2000円分のクーポンがメールで
送られてきました。

もちろんそのサイトでは、

何度も買物をしたことがあります。

けれど最近は、ほとんど買物をしていません。
理由は、品揃えが余り多くなく、欲しいものが
ほとんどなくなったこと。
おいてある品物の品質は良いのですが、実店舗や、
他のネットショップに比べて、値段が高い。

今回のクーポンは5000円以上、購入する場合に
使えるというものですが、実際、5000円のものは
ほとんどありません。

なので今回も結局は使わないことになりそうです。

このクーポンで思い出したのは、
大伯母夫妻が結婚間もない頃にいた
ある鉱山での生活です。

義理の大叔父が鉱山で働いていたのですが、
鉱山なので、山の中。
そこで働く労働者が住んでいる社宅と、
購買（売店）以外に住宅も店もありません。

山からおりて町に行くには、徒歩か、
その会社の業務用の自動車しかないので、
実際、そこ以外で買物は出来ないようになっています。

なので、その売店には、生活に必要なものは
なんでも売っているのですが、下から持ってくる
交通費、人件費がかかっているので、当然ながら
市中より、かなり高くなっています。

大伯母夫妻は、街中での仕事に比べ、
鉱山での仕事の給料が倍以上高いと聞いて、
その不便な生活を選んだのでしたが、
実際、生活してみると、物価、生活費が
かなりかかるので、赤字にはなりませんでしたが、
考えていたほど、貯金はできなかったそうです。

なので大伯母がわが家にお盆お正月などに
やってきたり、また自分が大伯母の家
（その後、大阪に移った）に行った時、
この話をよくしてくれました。

「目先の給料、お金に惑わされるな。
生活する場合、物価、出費を考え、
実質的に得になるか考えよ」と。

上のクーポンの例でいうと、
2000円引きというのは、
かなりお得なようですが、
実際、同じ品を別のサイトや店で
もっと安く購入できる。

ソレを考えないといけないと。

大伯母の場合は、もうそこでしか
買えなかった訳ですが、若かった二人には
そこでの物価がそれほど高いとは思いが
至らなかったんでしょうね。

実際、大伯母は、そうに語っていました。

今回、送ってきたクーポンに限らず、
目先に惑わされ、負担が多く、
損になる方を選んでいることが
他にもありそうだなー。