先日、久しぶりに友人（女性）と会って
食事をしたら、そのパートナーの話に。
そこは現在、思春期の娘さんが一人。
お母さん（私の友人）とは仲が良く、
一緒に買物にでかけたり、家で話もする。
ところが、お父さんとは家で話もしないし、
その日のように娘と父二人きりになっても、
一緒にどこかに買物にでかけたり、遊びに
いったりもしないんだそう。
お父さんは、
「奥さんの愛情はもう欲しくないが、
娘の愛が欲しい」と常々、語っているとのこと。
おお。
娘さんを持つ高校の時の同級生たち、
また私の周囲の友人、知人たちから
よく聞いた、いや現在でも聞く悩みだなー。
なぜか自分の周囲には、一人娘や
娘二人など、女性の子どもさんを持つ
友人、知人が多いんですよね。
小学校ころまでは、
「お父さん」「パパ、パパ」と近寄ってきて、
愛情を示してくれた娘が、中学校に
上がることになると、急によそよそしく、
無視したり、さらには敵対するようになる。
以前、大学の生物学の研究をする先生から、
思春期に父親を嫌うようになるのは、
自然なことで、血縁関係にある男親の
ファロモンだか臭いを本能的に嫌うように
仕組まれているんだそう。
これは、父子間で子孫を残さないようにするためとか。
本能的に思春期になると、
娘は父を嫌うようにプログラムされているのかと
ちょっとびっくりしたものです。
そんな中、自分の高校の同級生の中で、
唯一の例外といっていい父親が。
そこは一人娘さん。
娘さんは、小さい頃から思春期になっても、
ずっと父親が好きで、結婚するなら、
「お父さん」と言い続け、どこにもついていき、
一緒に買物はもちろん、お母さんをおいて、
旅行にもいくほど。
それを聞いて、他の娘を持つ父親同級生は、
うらやましがっていました。
最近は、消息を聞いていないのですけれど、
家が居心地良すぎて、就職してもずっと家にいて、
なかなか彼氏を作り、結婚して外に出て行かない
とは少し前、聞いた覚えが。
奥さんは「早くいけいけ」
とうるさく言っているようですが、
お父さん（同級生）は
「行かなければ行かないでいい」との態度。
その態度を奥さんからは叱られているそうですが…。
あの父親好きな娘さんは、
今でも家にいるのかなー。