「こわせない壁はない 人生が新しくなる33の心得」。医師・鎌田實さんの新刊。
医師の鎌田實さん。
2013年11月12日の毎日新聞の連載「さあこれからだ」。
《「壁」をこわす生き方》とのタイトルで、
http://blog.so-net.ne.jp/yarinokoshi/2012-02-12/trackback
連載をもとにした新刊
「こわせない壁はない 人生が新しくなる33の心得」
を紹介しています。
12日付けの連載では、その中から、
日本テレビのキャスター丸岡いずみさん。
そして元検事で弁護士の田中森一（もりかず）さんを
取り上げています。
丸岡いずみさんは、最近、テレビ、雑誌で取り上げられていますが、
東日本大震災の後、うつ病になり、そこから復帰されました。
鎌田さんは、丸岡いずみさんがキャスターをされていた
日本テレビ系の「ニュース・エブリィ」に週に一度、
コメンテーターとして出演されていた関係で、交遊があったようです。
鎌田さんが、丸岡さんに病気の引き金を尋ねたところ、
「人生、全部」と答えられたとか。
《これまで、知らず知らず高い「壁」をつくる生き方をしていた。
病気になったことが、人生を見直すきっかけになった》
のだとか。
うつ病になって変わったこととの問いには、
《「病気になっていなかったら、私はハイウエーを猛スピードで
走り続けていました。仕事中毒になっていたかもしれません。
うつ病にならなかったら、結婚もしていなかったかもしれません」》と。
ここから、鎌田さん自身が、48歳の時に襲われた
パニック障害について書かれています。
30代から40代にかけて、家庭も子育ても顧みず、
仕事だけに打ち込んでいたのだそう。
この病気になったものの、今、振り返ると、
《この時パニック障害になって良かった、と思う。
あのまま突っ走っていたら、ぼくは「壁」に激突していたかもしれない。
病気が、壁をこわす生き方のヒントをくれた。》
続いてあげているのは、
元検事で、弁護士の田中森一（もりかず）さん。
「闇社会の守護神」などと呼ばれましたが、
詐欺罪で有罪となり、4年8カ月、刑務所に収監されます。
服役中に胃がんも発見されたとのこと。
そんな中で、支えになったのが、鎌田さんの本。
中に書かれていた「笑いが免疫力を高める」を
素直に実践。
独房で笑顔をつくり、自分に、
「おれはついている、おれの将来は明るい」と語りかけたとのこと。
看守に注意されても、
「おれは治る。元気になって、いつか人のために働くようになる」
と自分自身に言い聞かせ続けたのだそうです。
出所された今、田中さんは、貧しい子どもたちのための
奨学金制度をつくろうとしているそうです。
鎌田さんは、「さあこれからだ」で、この他、
壁を壊そうとする多くの人達を
取り上げてこられました。
新刊では、連載に加筆、さらに
鎌田さん自らが実践する「8つの習慣」を
新たな書き下ろし、収録しています。
連載中から好きだったエピソード、人物は、
100歳でグアム島を旅した権四郎さん。
（バリアフリーの旅行について紹介した中で登場。
旅行中に誕生日を迎え100歳に）
長生きするための秘訣を鎌田さんから尋ねられた権四郎さん。
「そんなこと、考えないことだ」。さらに
「３日以上先のことは考えないようにしている。
今日、何をやるかだけが問題だ」。
すばらしい言葉ですね。
権四郎さんは、100歳を越えても毎日ドライブを楽しみ、
喫茶店でコーヒーを飲んでいたとか。
残念ながら、2012年3月に101歳8カ月で亡くなられていますが、
娘さんがいうように大往生で素晴しい人生だったようです。
この99歳の旅は、娘さんが、
鎌田さんの「旅、あきらめない」という本を
読んで、父親に尋ねたところ、行きたいということで実現した旅でした。
「もう年だから」という壁をこわして、旅をして、
権四郎さんは、新しい自分になった
と言えるのではないでしょうか。
以下、目次です。
《はじめに パニック障害になって、「新しい生き方」を見つけた
第1章 「新しい私」はこうして生まれた 壁をこわす5つの方法
第2章 人生の「すき間」でぱっと価値観が変わる
第3章 しなやかに生きる鎌田流8つの習慣
第4章 人生の1％をだれかのために
第5章 悩みに支配されない生き方を見つけた
第6章 心の幅の広げ方
「おわりに」に代えて 患者さんと医者のあいだにある壁がこわれ始めた》
《こわせない壁はない 人生が新しくなる33の心得》（Amazon）
関連エントリー
《「がんばらない」の医師・作家の鎌田實さん。「いのちを語る」（BS朝日）に出演。》
《医師・鎌田實さん。「ガンに負けない、あきらめないコツ」。幸せホルモン。》
《捨て子だった自分を育ててくれた父を理解するのに50年。医師・作家の鎌田實さん。》
2013年11月12日の毎日新聞の連載「さあこれからだ」。
《「壁」をこわす生き方》とのタイトルで、
http://blog.so-net.ne.jp/yarinokoshi/2012-02-12/trackback
連載をもとにした新刊
「こわせない壁はない 人生が新しくなる33の心得」
を紹介しています。
12日付けの連載では、その中から、
日本テレビのキャスター丸岡いずみさん。
そして元検事で弁護士の田中森一（もりかず）さんを
取り上げています。
丸岡いずみさんは、最近、テレビ、雑誌で取り上げられていますが、
東日本大震災の後、うつ病になり、そこから復帰されました。
鎌田さんは、丸岡いずみさんがキャスターをされていた
日本テレビ系の「ニュース・エブリィ」に週に一度、
コメンテーターとして出演されていた関係で、交遊があったようです。
鎌田さんが、丸岡さんに病気の引き金を尋ねたところ、
「人生、全部」と答えられたとか。
《これまで、知らず知らず高い「壁」をつくる生き方をしていた。
病気になったことが、人生を見直すきっかけになった》
のだとか。
うつ病になって変わったこととの問いには、
《「病気になっていなかったら、私はハイウエーを猛スピードで
走り続けていました。仕事中毒になっていたかもしれません。
うつ病にならなかったら、結婚もしていなかったかもしれません」》と。
ここから、鎌田さん自身が、48歳の時に襲われた
パニック障害について書かれています。
30代から40代にかけて、家庭も子育ても顧みず、
仕事だけに打ち込んでいたのだそう。
この病気になったものの、今、振り返ると、
《この時パニック障害になって良かった、と思う。
あのまま突っ走っていたら、ぼくは「壁」に激突していたかもしれない。
病気が、壁をこわす生き方のヒントをくれた。》
続いてあげているのは、
元検事で、弁護士の田中森一（もりかず）さん。
「闇社会の守護神」などと呼ばれましたが、
詐欺罪で有罪となり、4年8カ月、刑務所に収監されます。
服役中に胃がんも発見されたとのこと。
そんな中で、支えになったのが、鎌田さんの本。
中に書かれていた「笑いが免疫力を高める」を
素直に実践。
独房で笑顔をつくり、自分に、
「おれはついている、おれの将来は明るい」と語りかけたとのこと。
看守に注意されても、
「おれは治る。元気になって、いつか人のために働くようになる」
と自分自身に言い聞かせ続けたのだそうです。
出所された今、田中さんは、貧しい子どもたちのための
奨学金制度をつくろうとしているそうです。
鎌田さんは、「さあこれからだ」で、この他、
壁を壊そうとする多くの人達を
取り上げてこられました。
新刊では、連載に加筆、さらに
鎌田さん自らが実践する「8つの習慣」を
新たな書き下ろし、収録しています。
連載中から好きだったエピソード、人物は、
100歳でグアム島を旅した権四郎さん。
（バリアフリーの旅行について紹介した中で登場。
旅行中に誕生日を迎え100歳に）
長生きするための秘訣を鎌田さんから尋ねられた権四郎さん。
「そんなこと、考えないことだ」。さらに
「３日以上先のことは考えないようにしている。
今日、何をやるかだけが問題だ」。
すばらしい言葉ですね。
権四郎さんは、100歳を越えても毎日ドライブを楽しみ、
喫茶店でコーヒーを飲んでいたとか。
残念ながら、2012年3月に101歳8カ月で亡くなられていますが、
娘さんがいうように大往生で素晴しい人生だったようです。
この99歳の旅は、娘さんが、
鎌田さんの「旅、あきらめない」という本を
読んで、父親に尋ねたところ、行きたいということで実現した旅でした。
「もう年だから」という壁をこわして、旅をして、
権四郎さんは、新しい自分になった
と言えるのではないでしょうか。
以下、目次です。
《はじめに パニック障害になって、「新しい生き方」を見つけた
第1章 「新しい私」はこうして生まれた 壁をこわす5つの方法
第2章 人生の「すき間」でぱっと価値観が変わる
第3章 しなやかに生きる鎌田流8つの習慣
第4章 人生の1％をだれかのために
第5章 悩みに支配されない生き方を見つけた
第6章 心の幅の広げ方
「おわりに」に代えて 患者さんと医者のあいだにある壁がこわれ始めた》
《こわせない壁はない 人生が新しくなる33の心得》（Amazon）
関連エントリー
《「がんばらない」の医師・作家の鎌田實さん。「いのちを語る」（BS朝日）に出演。》
《医師・鎌田實さん。「ガンに負けない、あきらめないコツ」。幸せホルモン。》
《捨て子だった自分を育ててくれた父を理解するのに50年。医師・作家の鎌田實さん。》
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