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立川談春、立川流入門30周年記念独演会「もとのその一」。利休百首より。その心は?

2014年8月9日、朝日新聞土曜版beの
「フロントランナー」に
談春師匠が登場しています。

落語家・立川談春さんが、立川流に入門して30年。
現在、それを記念した独演会の全国ツアー中だそうです。

ツアーのタイトルは「もとのその一」。

これは、30周年の「今の状況に
ぴたっと来た」と本人が選んだもの。

これは、茶人・千利休が、
茶道の心得を詠んだとされる「利休百首」の中から
引用したものだそう。

《習ったことを始めからやり直すと
理解度や感受性が深まるという。
初心に戻ろう。そんな意味を込めた》
のだとか。

「利休百首」は、利休道歌とも呼ばれ、
茶道の心得を初心者にも
わかりやすく歌の形にしたもの。

利休が作ったとされますが、
全首を詠んだものかどうかは不明とのこと。

さて談春師匠が引いた文句の入った和歌は、

《稽古とは一より習ひ十を知り十よりかへるもとのその一》

これはお茶の稽古に限らず、あらゆる習い事、
また何かを身につける際に言えることではないかと思います。

習い始めの時には、その意味、大切さがわからなかったが、
再び一から習い始めるとそれがわかる。

こうして基礎を繰り返すことで、その人の技量や
境地は高まっていくのでしょうね。

30年たち、「もとのその一」から
始めようという談春師匠の落語、
是非、聞きたいものです。


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