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お正月、わが家の不思議なしきたり。元旦にはお金を使ってはいけない。

2024年1月1日。
午後4時から能登半島で
大きな地震が続いています。
早く収まるといいのですが。

ありがたいことに東京はいいお天気で、
なかなか良いお正月を迎えることができました。

朝、新聞、年賀葉書を1階玄関に
取りに行ったついでに、
家の前の道路をみたら、散った花がいっぱい。

普段ならすぐにでも、ほうきで集め、
ちりとりにいれるのですが、1月1日朝は
集めません。

「元旦(1月1日の朝)は掃除をしてはいけない」。
昔からそう言われています。
あなたのお宅ではいかがですか。
掃除、片付けは年内に終わらせるべきなので、
お正月にそれをしてはいけないのですね。

朝食、昼食。
夕食前に外出。

来客はなし。
外出に関しては、やっぱりしきたりがあり、
「元旦に他家を訪れてはいけない」。

あなたのお宅ではいかがですか。
他家なので、帰省は大丈夫。

他家を訪れるのは、元日の昼からか、2日以降。

で、訪れるときは、男性が先で女性が後。
他家に最初に入るときは、男性が先なんですね。
お正月の最初のお客は男性でないとよくない
との考え方があり、そう言われてきたよう。

商売をしていた家では、かなり長い間、
「口開けの客は男」の風習があったみたいです。

さて、他家を訪れることはなく、
午後から向かったのはヨドバシアキバ。

ここで水道直結の浄水器を購入。
帰りにカクヤスによりワイン、
スパークリングワインなどを買い求めました。

わが家で掟では、本来、
「元日の午前、できれば1月1日に
お金を使ってはいけない」のです。

年の初めにまず「出銭」だと、その一年、
金を減らしてしまうと考えられていたんですね。

そうそう、お正月のお年玉。
これは、年内に入れるお金を用意するので、
わが家では「出銭」には当たりません。
ただもらったお年玉を1月1日午前に使うのはダメ。

お年玉を狙って1月1日から
開けていた近所の駄菓子屋さん。
こちらも午後からしか行かしてもらえなかったなー。
(今はその駄菓子屋がなくなっている)

また初詣の際のお賽銭も、出銭には当たりません。
うーん。ご都合主義のような気がしますが……。
昔は、大晦日が終わり、1月1日になった夜中に
お参りをしていたのですけれど、夜が明けていないので
元日ではないとの理屈みたいです。

今では初詣を三が日、もしくは7日くらいまでに
行うかというゆるい感じなので、
お賽銭=出銭にはなりません。

ほかにも、元旦関係が多いのですけれど、
ひげをそらない、髪を切らない、髪を洗わないもあります。
髪を切らないは三が日だったかな。

あなたのお宅ではいかがですか。

これも年内におわらせて、さっぱりして、
歳神さまをお迎えしろってことですね。

そもそお町の散髪屋さんは、昔は、
三が日お休みでしたよね。

髪を切るに関しては、中国では、
旧正月から1ヶ月は髪を切ると縁起が悪い
との考え方があると聞いたことがあります。

切ってはいけないのは、「春節」から「竜抬頭」まで。
一方で、旧暦の2月2日竜抬頭に散髪すると縁起が良く、
運が高まるので、その日に髪を切る人が多いんだとか。

「竜抬頭」は、竜が頭を上げるという意味だそう。

いやー、1ヶ月髪を切ってはいけないというのは長いですね。

いろいろあるお正月のわが家の不思議なしきたり。
祖父母の世代がいなくなるとともに、消えようと
しています。

自分より下の年代になったら、なくなってしまうのかな。

〇夕食は久しぶりのすき焼き。
 年末年始にすき焼きというのは、
 中部地方を中心に日本各地にあるようです。


お正月からお祭り、七五三、冠婚葬祭まで 日本のしきたりが楽しくなる本





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