米沢市の「くるみゆべし」を頂いて、祖母の実家の「ゆべし」を思い出す。
先日、取引先の方から、
旅行に行ったとのことで、
山形県米沢市の「くるみゆべし」を
いただきました。
永井屋「くるみゆべし」
http://nagaiya.jp/item/meika-06/
翌日、お昼に、緑茶と一緒に
食べたのですけれど、
くるみ、しょうゆ味の餅菓子。
米沢の上杉藩の兵糧として
発達したという歴史があるんだそうです。
ああ、懐かしい。
それは、もうずいぶん前になりますけれど、
米沢出身の取引先の方がいらして、
帰省する度に、この「くるみゆべし」を
お土産として、職場のみんなに配っていたからです。
やｗらかな餅の中に香ばしいくるみが
たっぷりと含まれていて、くるみ好きには
たまりません。
その以前の取引先の方から、
上杉藩の兵糧の話も教えてもらいました。
で、さらに思い出したのは、
自分が小さい時に食べた「ゆべし」
とは、同じ名前でも全く違っていた
ということです。
自分が小さい頃、親しんでいた「ゆべし」は、
祖母の故郷愛媛のもので、
「ゆず」で作られています。
星加屋の「一口ゆべし」
《砂糖・米粉・餅粉・白みそを混ぜ合わせ、
柚子の皮のミンチを練り込んだゆべしの生地を蒸し上げ、
天然の竹皮に包んだ一口サイズの餅菓子》
https://hoshikanoyubeshi.jp/
上の「くるみゆべし」とは餅菓子
という点では一緒なのですが、
味わいは全く別です。
（米沢は「ゆず」が
とれないので、使わないのかも）
星加の「まるゆべし」
《ゆべしは漢字で「柚餅子」と書きます。文字通り「柚子の餅菓子」で、
砂糖・餅粉・米粉・白みそ・柚子を混ぜた生地を蒸してつくる和菓子です。
起源は源平の時代にまで遡り、そもそも保存食・携帯食として
つくられていたといわれています。
まるゆべしは、柚子の中身をくり抜き、その中にゆべしの生地を詰めて蒸す、
乾燥させるを繰り返して仕上げます。「雪の朝、豊臣秀吉が千利休の草庵を
訪ねた際、千利休が庭の柚子を取り、中身をくり抜いてみそを入れ、
炉端で温めて茶の菓子とした」という故事に基づいてつくられたのが
始まりだと伝えられています。》
https://hoshikanoyubeshi.jp/?mode=f6
というワケで、どちらもお菓子なのですけれど、
自分が知っている別の「ゆべし」があります。
それは、徳島県の郷土料理「ゆべし」と
同じく、柚子の皮を甘辛く煮付けたもので、
保存食です。
https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/44_14_tokushima.html#:~:text=%E7%9C%8C%E5%A4%96%E3%81%A7%E3%82%82%E6%B1%9F%E6%88%B8%E6%99%82%E4%BB%A3%E3%81%8B%E3%82%89,%E3%81%A8%E7%85%AE%E8%A9%B0%E3%82%81%E3%81%A6%E4%BD%9C%E3%82%89%E3%82%8C%E3%82%8B%E3%80%82
お茶請けとしていただいたりもしますが、
おかずとしても食べる。
祖母の実家（そして祖母の兄の家）では、
柚子の木があり、柚子を無駄なく使うため、
これを自宅で使っていたそう。
祖母の家で小さい頃、食べたことが
あるのですけれど、ずっと祖母が
田舎から送ってきてくれた柚子を
使って作っていたと思っていました。
ずいぶん後になって聞いたところによれば、
実家を継いだ祖母の弟のお嫁さんが、
曾祖母の味を引き継いで作っていたとのこと。
そこの家では、もう作っていないし、
大阪の祖母の家でも、誰もその味を
引き継いでいないので、あの柚子の皮の
煮付けの「ゆべし」は、もう食べられないのですね。
柚子の皮の苦み、果汁の酸味、
醤油と砂糖の甘辛味。
祖母の実家のそれは、柚子の皮は
細切りでしたけれど、
歯ごたえは良かった記憶があるなー。
もう一度、食べたいものです。
〇お菓子の「ゆべし」と同じく
「ゆべし」は、柚子がなった
冬（12月～2月くらい）に作る
（皮を切って干すところからだから、
結構、時間がかかる。祖母の実家の
庭にむしろの上に干した柚子の皮を
小さい頃に見た記憶がある）
〇わが家では、柚子の皮を切って、
干してはいたが、「ゆべし」は
作っていなかったなー。
旅行に行ったとのことで、
山形県米沢市の「くるみゆべし」を
いただきました。
永井屋「くるみゆべし」
http://nagaiya.jp/item/meika-06/
翌日、お昼に、緑茶と一緒に
食べたのですけれど、
くるみ、しょうゆ味の餅菓子。
米沢の上杉藩の兵糧として
発達したという歴史があるんだそうです。
ああ、懐かしい。
それは、もうずいぶん前になりますけれど、
米沢出身の取引先の方がいらして、
帰省する度に、この「くるみゆべし」を
お土産として、職場のみんなに配っていたからです。
やｗらかな餅の中に香ばしいくるみが
たっぷりと含まれていて、くるみ好きには
たまりません。
その以前の取引先の方から、
上杉藩の兵糧の話も教えてもらいました。
で、さらに思い出したのは、
自分が小さい時に食べた「ゆべし」
とは、同じ名前でも全く違っていた
ということです。
自分が小さい頃、親しんでいた「ゆべし」は、
祖母の故郷愛媛のもので、
「ゆず」で作られています。
星加屋の「一口ゆべし」
《砂糖・米粉・餅粉・白みそを混ぜ合わせ、
柚子の皮のミンチを練り込んだゆべしの生地を蒸し上げ、
天然の竹皮に包んだ一口サイズの餅菓子》
https://hoshikanoyubeshi.jp/
上の「くるみゆべし」とは餅菓子
という点では一緒なのですが、
味わいは全く別です。
（米沢は「ゆず」が
とれないので、使わないのかも）
星加の「まるゆべし」
《ゆべしは漢字で「柚餅子」と書きます。文字通り「柚子の餅菓子」で、
砂糖・餅粉・米粉・白みそ・柚子を混ぜた生地を蒸してつくる和菓子です。
起源は源平の時代にまで遡り、そもそも保存食・携帯食として
つくられていたといわれています。
まるゆべしは、柚子の中身をくり抜き、その中にゆべしの生地を詰めて蒸す、
乾燥させるを繰り返して仕上げます。「雪の朝、豊臣秀吉が千利休の草庵を
訪ねた際、千利休が庭の柚子を取り、中身をくり抜いてみそを入れ、
炉端で温めて茶の菓子とした」という故事に基づいてつくられたのが
始まりだと伝えられています。》
https://hoshikanoyubeshi.jp/?mode=f6
というワケで、どちらもお菓子なのですけれど、
自分が知っている別の「ゆべし」があります。
それは、徳島県の郷土料理「ゆべし」と
同じく、柚子の皮を甘辛く煮付けたもので、
保存食です。
https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/44_14_tokushima.html#:~:text=%E7%9C%8C%E5%A4%96%E3%81%A7%E3%82%82%E6%B1%9F%E6%88%B8%E6%99%82%E4%BB%A3%E3%81%8B%E3%82%89,%E3%81%A8%E7%85%AE%E8%A9%B0%E3%82%81%E3%81%A6%E4%BD%9C%E3%82%89%E3%82%8C%E3%82%8B%E3%80%82
お茶請けとしていただいたりもしますが、
おかずとしても食べる。
祖母の実家（そして祖母の兄の家）では、
柚子の木があり、柚子を無駄なく使うため、
これを自宅で使っていたそう。
祖母の家で小さい頃、食べたことが
あるのですけれど、ずっと祖母が
田舎から送ってきてくれた柚子を
使って作っていたと思っていました。
ずいぶん後になって聞いたところによれば、
実家を継いだ祖母の弟のお嫁さんが、
曾祖母の味を引き継いで作っていたとのこと。
そこの家では、もう作っていないし、
大阪の祖母の家でも、誰もその味を
引き継いでいないので、あの柚子の皮の
煮付けの「ゆべし」は、もう食べられないのですね。
柚子の皮の苦み、果汁の酸味、
醤油と砂糖の甘辛味。
祖母の実家のそれは、柚子の皮は
細切りでしたけれど、
歯ごたえは良かった記憶があるなー。
もう一度、食べたいものです。
〇お菓子の「ゆべし」と同じく
「ゆべし」は、柚子がなった
冬（12月～2月くらい）に作る
（皮を切って干すところからだから、
結構、時間がかかる。祖母の実家の
庭にむしろの上に干した柚子の皮を
小さい頃に見た記憶がある）
〇わが家では、柚子の皮を切って、
干してはいたが、「ゆべし」は
作っていなかったなー。
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