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感謝する力。60歳でプロゴルファーになった古市忠夫さん。

皆さんは、古市忠夫さんというプロゴルファーを
ご存じでしょうか?

赤井英和さんが古市さんを演じる映画も
あったので、ご存じの方は多いかも知れません。

この方は、現在71歳。
もともとは、神戸で写真店を経営していた
ゴルフ好きの男性でした。

大好きなゴルフを究めるため、小遣と時間をつぎこみ、
54歳の時にハンディキャップ0を達成したそうです。

このままアマチュアのゴルフ好きで終わるかに見えた
古市さんの人生を変えたのは、1997年1月17日に
発生した阪神淡路大震災でした。

地震の後の葛西で店舗兼自宅が焼失。
わずかに残ったのは自家用車。
そのトランクには、愛用のゴルフクラブを入れたバッグが
入れてあったそう。

そこから、古市さんは、プロゴルファーを
目指し始めたのです。

そして家族、仲間の協力を得ながら、
2000年9月、60歳直前でプロテストに合格を果たしました。

この古市さんの信念が「ありがとう」そして「感謝力」。

読売新聞の2011年5月30日のインタビューでは
次のようにおっしゃっています。

《人生は、才能と努力が全てだと思っていた。でも今は、「そやない!」と断言できる。
「私は、才能も努力も人並み。優れている部分があるとすれば、それは『感謝力』です。
感謝は、心を大きく、美しく、若く、そして強くしてくれますねん」。
だからプロゴルファーにもなれたし、試合にも勝てたと確信する。》

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今回の震災の被災者の姿や言葉を
新聞、テレビなど多くが伝えています。

その中で、避難所で暮らしている
ある年配の女性の言葉にはっとさせられました。

レポーターに
「何か不満、不足はありませんか?」
と聞かれたその女性は、
「ありません。こうして全国から、いろいろなモノを送っていただき、
みんなと一緒に生活していられている。非常にありがたい。感謝しています」
と答えていたのです。

足りないものだらけ、プライバシーもない避難所生活。
不満、不平があるに違いありません。
それなのにそうしたことを言わず、感謝の言葉が口をついて出る。
その姿勢に感銘を受けました。

人は、苦しい立場に置かれると、
境遇を嘆き、天を呪い、人を非難しがちです。

そうではなく、まずは生かされたことに感謝する。
それは、心に平安と幸福をもたらす態度なのでしょうね。

感謝の心を持っている人に接すると、
こちらもいい気持ちになります。
感謝の心は、周囲の人をも幸せにする。

どんな時でも感謝できる人になりたいもの。

けれど、感謝の心というのは、難しいもの。
人の心は、マイナスに向かいがちです。

意識して、「ありがとう」と口の中で唱えてみる所から、
始めることが必要なのかもしれません。




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