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「がれきの中で本当にあったこと」、産経新聞記者が被災地から送った人間ドラマ。

以前、東日本大震災で実際に起こった
心温まるエピソードを集めて紹介した本を
このブログでご紹介しました。

それは、ネットでの話を集めたものでしたが、
今日、取り上げるのは、産経新聞記者が、
被災地から取材し、書き届けた記事をまとめた一冊です。

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副題に、「わが子と語る東日本大震災」とあるように、
小学生でも読めるように、ふりがながついています。

自分も、新聞各紙を読んでいて、心にとまった記事は、
切り抜いたり、このブログでご紹介したりしましたが、
一冊の本にまとまっていると、やはり読みやすいですね。

まとめて読むことで、深く静かに考えることが出来る気がします。
それが書籍の良いところかもしれません。

目次をあげておきましょう。

《被災地に生きる(お年寄り救った少年は「1・17」生まれ
亡き母、甲子園に連れていく ほか)
人が死ぬということ(がれきの海「捜しようもない」
妻子失った市職員「負けないで」のメッセージ ほか)
プロの誇り(津波に向かい命捧げた駐在さん
山岳用ランプで診察する開業医 ほか)
「あの日」の光景(3・11翌朝、被災地上空
3・12被災地を歩く ほか)》

「亡き母、甲子園に連れていく」は、中学を卒業したばかりの
15歳の橋本北斗君。

岩手県宮古市の中学の野球部キャプテン。
お母さんの真弓美さんは、主将の保護者として、保護者をまとめ、
手作りの菓子を差し入れてくれたり、応援グッズを作ったり
してくれていたそう。

進路に悩む北斗君を励まし、
野球の強豪盛岡中央高校に進学することを
楽しみにしていたとのこと。

3月11日、介護施設で働いていたお母さんは、
入所者を助けるために施設に戻ったたせいで、
津波にのみ込まれ亡くなったと言います。

見事、盛岡中央高校に入学し、野球部に入った北斗君。

携帯電話の待ち受け画面には、
「絶対に母さんを甲子園に連れて行く」
と書かれているそうです。

こうした記事が、全部で48本。

是非、5年、10年後に、この本に登場した人たちの
その後を記事にして頂きたいと願います。

関連エントリー
東日本大震災。心温まるエピソードを集めた「YELL!(エール)」。

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