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人にはなぜ耳が二つ、口が一つついているか? 尼崎連続変死事件で危うく被害者になりそうだった人物はなぜ被告を信じたか?

最近、世間を騒がせている尼崎連続変死事件のうち、
ドラム缶詰め遺体事件で起訴された被告。

多くの遺体が発見されたものの、まだ行方不明の人も多く、
事件の全容はまだ見えません。

そうした中、なぜ、被告に多くの人が従っていたのか?
その支配のやり方が次第にわかってきました。

相互監視、暴力などで、人を操っていたようです。

この事件の報道の中で、あやうく被害者にされそうになった
ある人物の証言が、印象的でした。

その人は、容疑者の家の近くで飲食関係の店を営んでおり、被告はそこに良く来ていたのだとか。

あるとき、経営者は、事業話をもちかけられ、
被告の自宅に招かれたそう。
立派な住まい、豪華な内装を見て、信頼し、
頼っても良いかなと思ったと述べています。

さらに、その男性は、
「真摯に話を聞いてくれる姿から信頼できると思い、心を許しそうになった」
とも。

この言葉を読んで、小さい時に両親、
祖母から言われた教訓を思い出しました。

「人にはなぜ耳が二つ、口が一つついているか?」
との問いと答えです。

あなたは、上の問いにどう答えられますか?

答えは、
「人の話をよく聞くため」。

相手が2つ話したら、一つ、こちらが言葉を
口にするくらいでちょうどいいと。
そのために神様は人間をそう作ったのだと。
(そういう人ばっかりだと会話が成り立たないと
突っ込みたかったのですが、それはさておく)

ともかく、人は、自分の話をよく聞いてくれる人を、
信頼し、信用するのだと。

大学生になったとき、女性にモテモテという同級生に、
持てるコツを自慢気に聞かされたことがあります。

「女性と一緒にいるときは、こっちから話するな。
相手が話すのをしっかり相づちをうって聞くだけで良い」と。

さらに後に、女性にもてるコツを書いた本を読んだとき、
中に、「9対1の法則」という内容が書いてありました。

女性と話をするときは、
女性が9割話し、自分が話すのは1割で丁度いいと。

(そもそも相手の話を聞くときは、まず相手を「受容」、受け入れ、
相手の話に「共感」し、相手の話を「支持」し、相手が正しい、
それでいいんだと「保証」してあげ、最後にようやく、
こうすればいいのではと「説得」するという順番なのだとか。
しかし大抵の男性は、これが出来ないとのこと)

また、たしか刑事政策の授業で、教授が、
結婚詐欺、また詐欺犯について語ったときの話も、
いまだに覚えています。

「雄弁な奴と、寡黙な奴。どちらが相手を騙しやすいと思う?」

自分も含め、多くの受講生の答えは、「雄弁な奴」。

けれど、その教授いわく、
「詐欺犯、結婚詐欺犯は、寡黙なほど相手に信用されやすい。
自分が話すより、相手の話を聞く奴の方が信用されるからだ」。

詐欺犯、結婚詐欺犯になる訳ではありません。
ここで言いたかったのは、
人に信頼を得るためには、自分が話すより、相手の話を聞け
ということです。

なんでも話したがりの自分は、まだまだ修行が足りないなー。
あなたはいかがですか?





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