元横綱・大鵬の納谷幸喜さんが亡くなる。72歳。

不世出の大横綱大鵬。

史上最多３２度の幕内優勝を果たしたほか、
数々の記録を打ち立てています。

その元横綱大鵬の納谷幸喜さんが19日、なくなられました。
７２歳。

自分が小さい頃は、大鵬、そして巨人の全盛時代で、
「巨人・大鵬・卵焼き」という言葉が、流行語となり、そののち、定着していました。

強すぎて面白みがないと言われながらも、
正攻法の横綱相撲をとり続ける姿が大好きでした。

先代の貴ノ花に負け、引退を決めましたが、
その縁で、それから後は、貴ノ花のファンとなったのも
懐かしい思い出です。

大鵬は恵まれたからだで順調に出世したように見えますが、
入門当時はひょろひょろの体で、相当、厳しいしごきに耐え、
あのような大横綱になったのですね。

親方、また相撲博物館館長として後進の指導、
大相撲の普及に力を尽くしました。

36歳の時に脳こうそくで倒れ、
左の手足のまひが後遺症となりました。

けれど、2000年には、還暦の土俵入りを果たしています。
これも日頃の努力の成果ですね。

少し残念だったのは、娘婿で、部屋の後継者だった
元関脇貴闘力（元大嶽親方）がプロ野球賭博問題で
相撲協会を解雇されたこと。

ただ9人いるお孫さんの中には、体格に恵まれ、
小学生の相撲大会でも、都の大会で優勝するなど
活躍しているので、将来が楽しみです。

その姿を見ることができなかったのが、
残念ですね。

大鵬さんのオフィシャルサイト
（現在、つながりにくくなっているようです）
http://taiho-yokozuna.com/

「忍」、「努力」を教えてくれた大鵬さん。
本当にありがとうございました。
安らかにお眠りください。

関連エントリー
《横綱・白鵬が、巨人の日本シリーズ進出にご機嫌で「今は、巨人・白鵬・焼き肉かな」と発言。》