お墓の引っ越し。離檀料って何？ 1250万円との高額請求に驚く。

昨日のエントリーで、お墓の引っ越しについて書きました。

書いた後、産経新聞を読んでいたら、
《お墓の引っ越し　高額な「離檀料」　トラブルも》
http://sankei.jp.msn.com/life/news/140128/bdy14012809000003-n1.htm
との記事が。

今、「改葬」をめぐるトラブルが増えているとのこと。

そのトラブルの一つが、「離檀料」。

ご存じでしたか？
離檀料とは、檀家を離れるためのお金。

改葬するためには、現在、お墓があるお寺（宗教法人）に、
「改葬許可申請書」の署名・捺印をもらわなければいけません。

お寺としても、檀家が減ると「収入」が減るので、
改葬する人に、「離檀料」をということのようです。

これは、別に法律や慣習で決められたものではないよう。

記事では、600万円、1250万円も
求められた例があがっていました。

理由は、お寺は毎日、供養してきたり、
法要を行ってきたから。

1250万円の例は、他の檀家が支払っていた
維持費を支払っていないからということもあったようです。

それにしても……。

この離檀料は、4、5年ほど前から使われ始めた言葉。
昔は、こうした檀家を抜ける場合には、
若干の布施を置いていく感覚があったのだそう。
そかし、寺と檀家の関係が薄れ、そうしたことがなくなってしまい、
寺が離檀料という名目でお金をとるようになったのではと。

確かにお寺と檀家の関係は希薄になっていますよね。
特に都会では。
この時代、お布施という形は、檀家にとってなじまないもの
なのかもしれません。


なおこの記事は、以前ご紹介した
雑誌『終活読本ソナエ』の２０１４年冬号に
詳細が掲載されているようです。

関連エントリー
《日本で初めての終活読本「ソナエ」が創刊。あの壇蜜が表紙とインタビューに登場。》
《両親と同居の独身息子。介護、家、お墓の引っ越し。家業の後始末。》

《【送料無料】終活読本ソナエ（vol．3（2014年冬号））》（楽天ブックス）