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新型コロナウイルスのワクチン接種と国際郵便EMSで感じたデジタル後進国日本とデジタル格差。

新型コロナウイルスのワクチン接種。

住んでいる東京都中央区は、
2021年5月2日から、
高齢者から始まっています。

お隣の墨田区は5月10日から接種開始。
その初日に在住の知人は、接種を受けたとのこと。

予約は5月のはじめに電話で行ったそうですが、
意外にもスムーズで簡単に予約がとれたとのこと。

しかし、世田谷区、横浜市に住む友人、知人に
聞いてみると、予約をするだけで一苦労。
高齢のご両親の予約をするだけで数日、
かかったなんて人も。

自治体の中には、自治体が日時を指定し、
都合の悪い人だけが変更を申し出るという
仕組みにしている所もあり、そうした所は
混乱は少ないようです。

このワクチンの接種に限りませんが、
今回の新型コロナウイルスで露呈したのは
日本の行政のデジタル化の遅さ。

感染者数、重傷者数の把握、集計は、
東京都は保健所からのFAXで行っていたよう。

また特別給付金も、国民に配布するのに、
かなりの時間を要しました。
また休業補償なども申請してから、
業者の手元に届くまでにやはり時間がかかり、
緊急の役に立たないと嘆く声も。

これは又聞きなのですけれど、
ドイツでは、こうした申請は、
すべて自宅のパソコン(スマートフォン)で行え、
早いときには、翌日、長くても数日で、
手元にお金が支払われたそうです。

日本の政府、地方自治体のデジタル化の遅れを、
一般国民にはっきりと見せつけてくれた出来事でした。

そんな事を改めて感じたのは、
2021年5月12日に近所の郵便局に
国際郵便EMSを出しに行った時の体験から。

これまでアメリカ、イタリア、台湾、香港など
世界各地に何度も送ったことがあるのですけれど、
今回は久しぶりに台湾に。

窓口でEMSの封筒を購入して出そうとしたら、
係の人が、「台湾はまだ手書きのラベルでも
大丈夫ですが、より確実に早くお届けするためには、
スマホやパソコンでデータ入力していただいた方が……」と。

聞けば、アメリカなどでは、すべてデジタル化がされていて、
ネットの国際郵便のEMSのマイページで、自分の口座を開設。
(メールアドレス、パスワード)
その後、ログインして、自分の情報(名前、住所など)、
さらに宛先(人)、内容品の情報を入力し、登録。

パソコンの場合はプリントアウトし、スマホの場合は、
郵便局設置のプリンターでラベルをプリントアウトし、
封筒に貼って、提出という形なんですね。

国際郵便マイページ
https://www.int-mypage.post.japanpost.jp/mypage/M010000.do

局でスマホでも出来たのですが、
家も近いので、帰宅し、パソコンで
一連の手続きをしました。

まだ私はスマホを持ち、家にパソコン、
プリンターがあり、それを使うことが
できるのですけれど、高齢者の方で
慣れていない人は、どうするんだろう
と心配になりました。

もうかなり以前から、デジタル格差(ディバイド)が
言われ、パソコン、スマートフォンなどのデジタル機器を
持って、それを使うことができる人と、そうでない人との
間では、教育、賃金、生き方、受けるサービスなどあらゆる面で
格差が生まれると指摘され、危惧されていました。

もうそれが現実のものとなっているようですね。

政府はマイナンバーカードで、
デジタル化を推進したいようですが、
デジタル格差を少しでもなくすように、
弱者への配慮をしっかりと行ってほしいですね。

デジタル化でわれわれの生活は便利で、
またコストも削減されるなどメリットが
あるのは確か。

デジタル化。

アナログ人間にもわかりやすく、
使いやすいように、デジタルを
推し進める側から、こちらに
歩み寄ってほしいものですね。



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