SSブログ

レンゲの花の思い出。産経新聞の安野光雅さんの連載を見て。

2022年4月3日、日曜日の産経新聞。
《安野光雅が描く洛中洛外再び》は、
《レンゲ》でした。

《このごろ、レンゲを見かけなくなった》と始まり、
娘さんが小さかった頃、レンゲを輪に編んで
頭に飾って、一緒に遊んだ後、勤めに出た所、
JR中央線の車内で女子学生に笑われたと記しています。

頭に残った花飾りが原因。
文章のおしまいは、最後に見たレンゲ。
《中央高速の出口にあった田んぼで見たのが
最後だったように思う》と。

安野さんは、JR中央線沿線の東京都下にお住まいで、
新宿に仕事場を持っていらっしゃいました。
画家に専念された時は、ご自宅から車で通っていらしたので、
中央高速を利用されていたんでしょうね。

都下ですが、ご自宅の周囲も田んぼはなく、レンゲもなくなったのでしょうね。

安野さんとはずいぶん年が離れていますけれど、
ずいぶん、レンゲの花を見ていませんね。

小学生の頃、小学校の隣が小さな田んぼで、
そこには、あぜにシロツメクサ、田んぼには、
レンゲの花が4月になると咲いていましたね。

その田んぼの隣は、神社と公園。
たんぼによって、レンゲをつみ、花を吸って、
ほんのわずかな密を楽しんだ後、公園で遊ぶのが
小学校低学年の春の遊びでした。

そういえば、この花の季節になると、転校生が。

日本全国、花を追って移動して採蜜する
養蜂業者の子どもでした。
転校生では、この子と、移動劇団、サーカス団の
子どもが強烈に印象に残っています。

その養蜂業者のところからか、
それとも全く別の所か、
今となってはわからないのですが、
母親が、一升瓶に入った蜂蜜を買ってきました。

「レンゲ」のハチミツ。

自分が直接、レンゲの花を吸うのとは格段の甘さと量。
レンゲのハチミツは癖がなく、好きでしたね。

今では、レンゲの花どころか、田んぼもなくなり、
郊外の田んぼにもレンゲを植える(種をまく)農家は、
少なくなったようです。

レンゲは、根の部分に窒素を固定化し、土壌を肥やす働きが
あるところから、植えられていたんですね。
今では肥料が発達し、田植えの時期も早くなったので、
レンゲの種をまかなくなっているんだそうです。

田んぼのかわりに、公園に、レンゲの花が植えられていることも。
そういえば、昔、近所の浜町公園でわずかだけれど、見たなー。
(誰かが種だけまいたのか?)
そうそう、立川市にある昭和記念公園。
https://www.showakinen-koen.jp/
また大昔、バードウォッチングに凝っていた頃、訪れていた
東京港野鳥公園でもレンゲを見たなー。
自然生態園に田んぼがあり、そこにレンゲが植わっています。
来週10日過ぎくらいが例年の見頃ですね。
https://www.tptc.co.jp/park/03_08

〇都内はじめ、日本各地に「れんげ」と名付けられた
 公園がいくつもあるけれど、レンゲが植えられている
 訳ではなさそうですね。

〇レンゲソウ 
 「蓮華」は蓮の花。
 レンゲソウは、まめ科の越年生植物。
 花が蓮の花に似ている所からこう呼ばれたそう。
 中国が原産で、日本には室町時代くらいに入ってきたとのこと。
 緑肥、牧草などに使われるほか、
 生薬として利尿・解熱剤に使われるとか。
 いやー、かなり役立っている草ですね。

藤田養蜂場のこのレンゲのハチミツは、
採集のために愛媛県伊予郡松前町に、
レンゲ畑を作る、そこのレンゲから採蜜しているとのこと。

藤田養蜂場 日本のはちみつ れんげ ハチミツの王様 希少 国産 はちみつ専用れんげ畑 まろやかな味わい 愛媛 れんげ蜂蜜


あの転校生。
家業を継いだとしても、
今は、全国各地を回ってはいないんだろうなー。
(移動養蜂、定置養蜂)
(都道府県をまたぐ場合は、知事の許可が必要)

東京新聞
《家族の旅先、決めるのはハチ 移動養蜂一家、季節ごと蜜を求め列島縦断
2020年9月28日 13時50分》
https://www.tokyo-np.co.jp/article/58261

自分の記憶の中では、映画「ミツバチのささやき」の
女の子アナと移動養蜂の子が重なっている。


ミツバチのささやき Blu-ray




nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。