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岐阜の親戚の草餅とつくしの佃煮。

2022年5月13日、夕方、固定電話に電話が。
岐阜の親戚からでした。

「明日の午前10時に着くように
草餅を送りたいのだが、家にいるか」
との内容でした。

親戚が、近くの長良川の河原、土手で、
春先に積んだよもぎの新芽で作る
自家製の草餅です。

この草餅は絶品で、老舗の和菓子店の
それにもひけをとらない美味しさです。

けれどここ数年、コロナ禍で、
若草摘みもままならず、作ることが
出来なかったとのこと。

3年ぶりに作るので、是非食べて欲しいと。

短くお互いの家の近況を報告し、
電話を終えました。

この春先のよもぎ、つくしなどの若草摘み。
その後、それを料理に使ったり、加工品にしたり。

けれど最近は、ご近所の方も若い人は、
ほとんど誰もこうした草摘みはしないのだそう。

親戚にとっては、宝の山に見える、
春先の土手ですが、若い人には、
単なる土手のよう。

確かに、最初に出た新芽だけをとり、
それを集めて、洗ったり、干したり、
また蒸したりなど、とった後、利用するまでだけで、
かなりの手間がかかります。

そうした手間、時間のことを考えれば、
市販のものを勝った方がてっとりばやく、
また経済的なんでしょうね。

親戚は他にもつくしの佃煮なども作っています。
これも煮る前に、つくしのはかまをとろだけで、
半日仕事なんだとか。

つくしを摘み、はかまをとる下処理で1日。
そこから大鍋で煮て、ようやく出来上がる佃煮。

市販のものもありますが、それとは全く違う、
家だけの独自の味。
それは何者にも代えがたいものですね。

ほかにも、昔ながらの塩辛い梅干し、梅の甘露煮、
(こうした梅仕事は来月ですね)、鮎の甘露煮、
干し野菜(山菜)、キノコなどなど。

考えてみれば、こうした手作りの暮らしこそ、
今の時代、最も贅沢なことなのかもしれませんね。

土曜日の午前10時。
草餅を楽しみに待ちましょう。


農家に教わる暮らし術―買わない 捨てない 自分でつくる


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