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上越新幹線開業40周年で思い出す大学時代の同級生の言葉。

1982年11月15日に上越新幹線が開業。
今年で40周年ですね。

いやー、ついこの間のような気がするのですが、
月日の経つのは早いですね。

この上越新幹線で思い出すのは、
大学時代の新潟出身の同級生です。

同じクラスに新潟出身、それも
どちらも実家が酒造会社という
同級生が2人いました。

1年、入ってすぐに、クラスでコンパがありました。
その時に、この新潟出身の2人と、話を聞いたのですけれど、
今でも記憶に残っている言葉があります。

それは、「東京の冬はずるい」というものです。

最初、この意味が全くわからなかったのですが、
同じく、日本海側で豪雪地帯でもある
山形、秋田、青森出身のクラスメートが
「わかるわかる」と相槌を打っていました。

上越新幹線が開業する前から、新潟から東京に
遊びにきたり、親戚の家に来ていた二人。

特に冬、列車にのり、清水トンネルを抜けて、
群馬に降りてくると、景色が一変。
冬なのに、ほとんど雪はなし。

そこからさらに東京に向かうと、晴天でくっきりと晴れている。
上野で降りると、道路に積雪はなく、自由に歩き回れる。

もちろん東京でも雪が降ることはありますが、
それは数えるほど。
ほとんどの日は、寒くても天気がよくて、
歩くにも車を運転するのにも困りませんよね。

しかし新潟では、冬の間、ずっと雪があり、
日常生活に不便がある。
時には毎日、雪下ろしをしなければ、
家がつぶれてしまい、外に出られなくなることも。

東京の人たちは、そんな冬の間の苦労がない。
それがずるいと彼らは言いたかったようです。

そんなことを考えたことがなかったので、
とても驚きでした。

そして、彼らにとって上越新幹線は、
それこそあっと言う間に、大宮、東京に
連れて行ってくれる素晴らしい乗り物という認識でした。

新幹線がいかに人々の意識、生活を変えたかを
この二人の言葉を聞いて、実感しました。

そういえば、上越新幹線は、大宮と新潟の間。
大宮、上野、東京は、東北新幹線なんですね。

上越新幹線は、大宮からは東北新幹線に乗り入れ
ているという形です。

大学時代の同級生のほかにも
何人か新潟出身の友人、知人がいます。

その中には、東京の西部に住んでいる人も。

あるときその内の一人と新潟から
上越新幹線に乗って東京に帰ってくることに。

まもなく大宮に着く時刻。
その知り合いが降りる準備を始めました。
まだ早いだろうと彼に言ったら、
「え、俺、大宮で降りて、あとは埼京線で渋谷だから」と。

自分は、帰京後、自宅に帰らず、東京駅までいき、
その後、渋谷の取引先に行かねばならなかったのですが、
東京駅まで切符を買っていました。

知人、曰く、大宮ー東京駅間は在来線と同じか遅い。
また東京駅から渋谷までの時間もかかる。
それなら大宮から直行で埼京線で渋谷までの方が早くて、
運賃も安いと。

後で調べたらその通りでした。

また別の友人たちとガーラ湯沢まで出かけ、
スキーを楽しんだことも。
新幹線でスキー場まで行き、スキーを楽しむなんて、
それまでには信じられないくらい贅沢な世界でした。

それまでは新宿の駅から夜行バスで
えらい時間をかけて、出かけていましたから。

2階建ての車両。
大抵は上に乗っていましたが、
ために下の階にのると、その視線の
違いがまた面白かったですね。

あの車両も今は引退してないんですね。

こうしてみると、やはり40年の歳月というのは、
本当に短いようで、長いですね。

上越新幹線に乗って、ガーラ湯沢でのスキーや、
新潟の美味しい寿司を楽しみたいものです。


上越新幹線―トンネルと豪雪に挑む男たち




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