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倒木がテント直撃で死亡事故で思い出した、昔教わったテント設営の注意。

2023年4月16日、神奈川県相模原市緑区の
「新戸キャンプ場」で、高さ18メートル、
太さ70センチほどの木が倒れてテントを直撃。

中で寝ていた女性が死亡。
さらに夫がろっ骨を折るなどの
大けがを負いました。

お亡くなりになった方のご冥福と、
男性の一日も早い回復をお祈りします。

この事故のニュースを聞いて、思ったこと。

それは、今から20年以上前に、
アウトドアの専門家から教わった
テント設営の注意です。


テントを張るときには、場所選びが重要。

こうしたキャンプ場でも、そうですが、
木の真下、そばには、設営しないこと。

風の通り道、川縁、崖の上、下などもダメ。

平らで傾斜のない場所に立てると教わりました。

なので、なぜ、18メートルもの木の近くに
テントを立てたのか、不思議に思いました。

民間のキャンプ場なら、
設置場所が決められていることが多く、
そうした木に近い場所は、
避けられていると思うのですが……。

そうした指定がなかったのかもしれません。

今回、倒れた木は、根元から折れており、
根腐れ病だった可能性があると言われています。

春先なのに、新芽、葉が出ていない木、
キノコなどが生えている木は、死んでいて、
中が腐って空洞になっていたり、もろくなり、
倒れる危険性がかなり高いです。

これは、キャンプ場の管理責任もありますね。

自然の中のキャンプ。

楽しいですが、命にかかわる事故が
おこる危険性はあるので、
事前にしっかりした知識を得て、
準備をしておきたいと、
改めて感じました。

〇追記 2023年4月26日
NHK、《安心 キケンのない社会をつくろう
キャンプでテント あなたはどこに張りますか 
2023年4月20日》
https://www3.nhk.or.jp/news/special/jiken_kisha/anshin/anshin18/
日本キャンプ協会に取材した内容。

《木の近くにテントを張るメリット
・強い日差しを遮ることができる、熱中症リスクを下げられる
・雨や風よけになる

木の近くにテントを張るリスク
・枯れた木や腐った木の場合、倒木のおそれがある
・雷のおそれがある場合、近すぎると落雷の危険がある》

《木が腐っていたり、枯れていたりする
木の近くは避けることが大事です。》

さらに《倒木のおそれがある木をどう見分け、避ければいいのか。
樹木の専門家「樹木医」の和田博幸さんに話を聞きました。》

《葉がついているかどうか》
「新芽が出ていない」「枝が折れている」
などもあげています。

根腐れに関しては、キノコ。
そして簡単に揺れる木も危ないと。

おおむね、私が上で書いて
いたことと一致しています。

最後に、
《望ましい木とテントの位置関係
「木の幹、枝、葉から最低2メートル以上離れた場所
(近すぎると危険=側撃雷のおそれ)」かつ
「木の頂点を地面から見上げる角度が45度以上になる場所
(遠すぎても危険=直撃雷のおそれ)」にテントを張る。》

近すぎても遠すぎてもダメ。
なかなか難しいですね。



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