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お盆になると思い出す祖父が出資した銀行株券。

お盆。
久しぶりに親戚が集まって
先祖を思い、交流を深める時期ですね。

あなたの家族、親戚一同で、
集まると盛り上がる親族限定の
話題はありませんか。

わが一族(母方)で盛り上がるのは、
祖父が出資した銀行株券です。
祖父が学校時代の友人から
勧められて銀行に出資。
その株券をずっと保持していました。

祖父がなくなった時、〇〇〇を販売する
同級生がやってきて、「〇〇〇の代金が
〇万円あるから、払え」と。

母は言われるままに支払ったそう。

たしかに祖父は〇〇〇が好きで、
持っていたのですが、晩年はほぼ
寝たきり状態だったので、〇〇〇は
買えるはずが無いのですが……。

その店の主人も祖父と同じく
ある銀行の出資者(株主)。

その銀行は、祖父の亡くなった後、
合併、合併を経て、ある大きな銀行に。
しかし、その後、経営不振になり、
吸収合併され今はもうありません。

で、合併の際に、株券買い取りが
行われ、上の祖父の同級生などは、
株券を買い取ってもらい、出資額以上の
金銭を得たようです。

ところが、祖父から銀行への出資、
株券の話を聞いていなかった母は、
もちろんその存在さえ知らなかったのですね。

けれど、家を建て直す際に、家中の家具などを
整理したところ、箪笥の隠し戸の中から、
この古びた株券が大量に出てきました。

母は、他県に住む一流証券会社勤務の
従兄弟に相談したようです。

合併吸収され名前は残っていないものの
その銀行はまだあるので、少しは価値が
あるのではと思っていたのですが、
残念ながら、株券は無効で一銭の価値も
なかったそう。

自分も中学の頃、見たことはありますが、
結構立派な用紙で、いかにも株券というものでした。

その時の銀行の株価から計算したら、
かなりの額になるところでした。
もし価値があったら、わが一族の人生、
その後は大きく変わっていたかも知れません。

なお親戚で出資したのは、
祖父だけでなく、祖父の伯父さんも。

そこは、合併の度に、しっかりと
手続きをし合併後の株にかえ、
最終的に現行の銀行株に。

祖父の伯父が亡くなる前に、
一部を売却し、そのお金で
土地を買い、家を建てました。

その話を聞くと残念ですが、母達は
まあ運が無かったと諦めたようです。

二人の大叔母たちは、元気な頃、
わが家に来る度に、母達以上に
この株券のことを
残念がっていました。

結局、最後は「もっと長生きしていれば」
と終わるのですけれど。

その後、株券は捨てることもなく、
金庫か箪笥のどこかに保管しておいたのですが、
今はどこにいったやら。

なんだか久しぶりにこの銀行株券、
見たくなりました。



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