高校の時の行事の思い出を都合のよいように記憶変換。夫婦喧嘩で男性が負けるわけ。

あなたは、昔の出来事の記憶を
自分に都合良く変換している
と言われたことはありますか。

このところ、ブログによく出てくる
高校の時の同級生たちとのメーリングリスト。

そこで、高校の時の文化祭についての
やりとりが交わされました。

そこでそれぞれが、思い出を語り合ったのですが、
そこでの事実関係、評価が人によって
かなり違っていてちょっとした論争になりました。

あるクラスの5人くらいの小グループで、
あるテーマについて展示をしました。
さすがにそのテーマの記憶自体は、
みんな一緒だったのですけれど、
展示テーマを決めたいきさつ、制作過程、
トラブルについての認識、記憶がかなり
食い違っていたのですね。

例えば、自分とAさんが
制作したと思った模型。
しかし、Bさんからは、
Aはほとんどやっておらず、
B自身がやったと。
自分の記憶としては、自分とＡさん。
Ａさんの記憶では、Aと私。
私とBと行っているのは、Bさんだけなので、
おそらくわれわれの記憶の方が正しい
と思うのですけれど……。

さらに文化祭前日、その展示の一部を占める資料。
これは、Cさんが、自宅から持ってくるはずでした。
ところが、前日の準備の時に忘れ、展示できなかった。
ところが、Cさんは、ちゃんと前日に持ってきていたと。
これについては、Cさん以外はみんなＣさんが前日忘れた
と主張したので、おそらくＣさんの記憶が間違っているのだろうと。

ほかにもちょっとした食い違いがあったのですけれど、
一般的には、自分がミスしたり、わるかったりした事実。
これが年月がたつうちにか、元からか、自分の都合の
よいように書き換えられていると気付きました。

これは誰にも共通する人間の習性なんですかね。

あと、書き換えどころか、全く記憶がすっぱりと
抜け落ちているという場合も。
これは自分に不利なことは、記憶から
抹消しているのでしょうか。

そこで結婚している同級生（男）が持ち出したのが、
夫婦喧嘩為たときの妻の細かな情報、思い出の提示。

その同級生は結婚して30年近く前になるのですが、
夫婦喧嘩をすると、妻から結婚前なので30年以上前の
失敗エピソードを事細かに出すんだそう。

例えば、〇月〇日、土曜日、日比谷の
映画館（具体的な感銘）で
〇〇「具体的な映画タイトル」を見た。
その時に、コーラとポップコーンを買った。
それはいいけれど、見ている途中、ポップコーンを
スカートの上に落とされ、それを同級生が拾おうとして、
今度は、手に持っていたコーラをぶちまけた。
白っぽい生地のスカートだったので、すぐに席を立ち、
お手洗いにむかい、コーラをふきとった。
なので、映画の内容は良く覚えていない。
席に戻った後も、同級生はポップコーンを食べ、
コーラを飲んで大笑いしていた。
見終わって外にでた後、謝られたが非常に軽い謝り方で
誠意がなかった。

同級生は、この映画、映画館での記憶が全くすっぽり
抜け落ちているので、妻に指摘され、驚いたとのこと。

一般的な話ですけれど、女性の方が昔のエピソードを
事細かに覚えていると言いますよね。
そういえば大学の刑事訴訟法だったかの授業で、
エピソード記憶は傾向として女性の方が優れている
とならった記憶があるなー。

という訳で、同級生は、妻からこうしたエピソード、事例を
事細かに上げられるのですが、自分は反論できないので、
すぐに白旗をあげてしまうということです。

ちなみに上にあげた高校の文化祭の展示についてですが、
グループの構成はみんな男性。
この中に女性が一人でも入っていれば、おそらく彼女が
すべて覚えていて、「正解」を教えてくれたんだろうなー。

はやる店のママは記憶力がすごい。
銀座のママの客を覚えるノウハウが面白かった。