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二代目 市川 猿翁さん、亡くなる。もっとも好きだった歌舞伎俳優。

三代目市川猿之助さんが亡くなりました。
享年83。

ネットのニュースで訃報を知ったのですが、
大きな衝撃を受けました。

今でも歌舞伎が好きで、
鑑賞していますが、その出発点とも
言えるのが、三代目市川猿之助さんでした。

復活通し狂言、古典の新演出などでも
優れた才能を発揮されていましたが、
個人的には、猿之助さんが作り出された
「スーパー歌舞伎」が、一番印象に残っています。

スーパー歌舞伎第一作の「ヤマトタケル」から見始め、
すべての作品を見ています。(再演再再演も含め)
(それにしても初演の「ヤマトタケル」は長かったなー)

ときには、東京(新橋演舞場)だけでなく、
名古屋、大阪、博多と追っかけてみたことも。

スーパー歌舞伎以外では、「四の切」「黒塚」などが、
好きな演目てあり、感銘を受けた作品ですね。

脳梗塞を患ったあと、
2012年6月の新橋演舞場の
市川猿翁襲名公演で復活されました。

口上で舞台にあがられた姿を見ただけで、
感激し、思いがこみ上げました。
(7月公演にも出演)

そのあとは、出役ではなく、演出、
監修など舞台を支えられていました。

もう一度、舞台のお姿を拝見したかったのですが、
それはかなわず残念でなりません。

けれど、これまで見た数々の舞台は
鮮明に記憶に残っています。

素晴らしい舞台を体験させていただいて
本当に感謝しています。

僭越ながら、ご冥福をお祈り申し上げます。


スーパー歌舞伎 ―ものづくりノート (集英社新書)





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