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人の顔と名前、覚えられるのは250人まで説。知人が覚えるためにやっていること。

以前にも記した覚えがあります。
それは、中学の時の先生から聞いた話。

「人の顔と名前、しっかり覚えられるのは大体250人まで。
新しく覚えると、いらない古い人は落ちて
忘れてしまうので、総数は変わらない」。

その後に、教えてくれた英語のことわざが、
「Out of sight, out of mind.」。
日本語だと「去る者日々に疎し」ですね。

聞いた時は、もっと多いと思ったのですが、
年齢を重ねるにつれて、そんなものかと
思うようになりました。

先日、大学時代、毎日会っていた友人の
名前(名字はかろうじてわかった)が
ぱっと出てこず、驚いたことがあります。

あんな親しかった友人の名前を忘れるとはと。

まあ数十年も行き来がないのですから、
まさに「去る者日々に疎し」の典型例かもしれません。

なんだか前置きが長くなってしまいました。

同年代の友人。
私同様に、日々、友人、知人の
顔は思い出せても、顔が出てこなくなった。

そこで、それを覚える方法がないか
と探ったところ、ある人から教えてもらった
方法を試したら、上手くいったとのこと。

その方法とは、名前を視覚情報に変えること。

顔と名前が一致して覚えられないのは、
二つが違う情報だからだそう。
つまり顔は視覚情報なのに、名前は文字情報だから。
二つを揃えると覚えやすい。

顔=視覚情報を文字情報にするのは大変。
なので、名前=文字情報を視覚情報にする。

すなわち山田さんなら、大きな山と田んぼを
思い浮かべる。(もちろん他の視覚に変化させてもよい)
さらにその人の情報を付け加える。

例えば、東京都の新宿区出身なら、
文字を頭に思い浮かべるのではなく、
東京都新宿区の地図とか、都庁とかを
頭の中に思い浮かべるといった工夫ですね。

なるほど。

あ、そうそうそもそもの前提として、
思い出せないというのは、
脳が「覚えていない」からが多いとか。

脳が「覚える必要がない」と判断した場合、
覚えないんですね。
なので、この人は覚えることがどうしても
必要だという人だけをまず選ぶというのが
大事なようです。

〇世界史で人名を覚えるときなど使った
 語呂合わせのほか、やはり視覚化する。
 ストーリー、背景などをともに覚える。
 アルストテレス=古代ギリシアの哲学者
 クサンティッペという悪妻に悩まされた。
 ギリシアの地図、位置。
 悪妻が彼を叩いている図を想像。
 「汝が良妻を持たば幸福者にならん。
 悪妻を持たば哲学者にならん-ソクラテス「卓談」」

〇新聞、雑誌などで人物写真が出ていたら、
 名前を隠して、言ってみる。
 こうしたことを繰り返すと、思い出す力がつく(よう)

〇タンバー数 150人
 人間が安定的な社会関係を維持できるとされる人数の認知的な上限。
 ある個人が、それぞれの人のことを知っていて、さらに、それぞれが
 お互いにどのような関係にあるのかをも知っているという状態。
 ダンパーが考えた。


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追記 2023年12月17日
 12月13日放送。
〇今からサイエンス
 分子人類学が専門の篠田謙一(国立科学博物館 館長)。
 古代から現代にいたるまで、
 その人の情報(顔と名前、属性)を知っているのは、
 150人までと話されていました。
 《居間からサイエンス~人類の起源&日本人のルーツ新説!DNA研究が劇的進化》
https://www.bs-tvtokyo.co.jp/imakara_science/lineup/202312/27500_202312132200.html



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