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「便利機能を使いすぎると馬鹿になる」と機能をオフにした知人。

毎年、年度前期に取引先で会う知人。
事業で成功して、2年ほど前に、
自宅を新築しました。

省エネはもちろんエネルギーも
作り出す創エネのお宅。
さらに最新のセンサー、スマート機能が
てんこ盛りのお宅だとか。

例えば、朝、起きると、いや起きる前から
日が昇ると、カーテンが自動的に
少しずつあいて、日光を取り入れ、
自然におきられるようにしてくれる。
(二重のカーテンの厚い外側だけがあき、
内側のレースのカーテンはあかない)

室内の温度は、一年中、20数度で一定。
設定しておくと、自動的に温度を保って
くれるんだそう。

照明。
こちらも或一定程度の暗さ(照度)になると
人のいる場所に限り、自動的につく。
さらに部屋から廊下、階段で移動し、
別の部屋に移ると、それにつれて、
照明が点灯し、また消灯される。

なんだか聞いていると、昔、見た
近未来を描いたSF映画の中に
出てくる住宅のよう。

そしてトイレ。
こちらも最新式。
ドアノブに手をかけると点灯。
便座の近くによるとフタがあき、
座って用をたすと、今度は自動で流し、
フタがしまる。さらにトイレを出ると消灯。

手を触れるのは、お尻を洗う時のボタンを押す時ぐらい。
(止める時にもボタンを押しますが)

玄関、窓の開閉、施錠などもか、スマートロックなどで
自動化されており、手間が掛からないと。

暮らしてみて、最初のうちは、とても便利で楽になった
と喜んでいたのですが、次第に違和感をかんじるように。

知人は自分のオフィスや他社、よそのお宅に
伺った時に、照明を消し忘れたり、トイレを
流し忘れたりすることが頻発しだした。

余りにも便利で手がかからないようになったので、
自分で何かするということに気が向かなくなった。

便利になって自分の能力が落ちたのではと。

そこで、自動化されている自宅の機能を
少しずつオフにし、自分で出来ることは
自分でするように改めたとのこと。

またスマートフォンの便利機能も
なるべく使わないように
心がけているそう。

例えば、
知らないこと、思い出せないことがあったら、
すぐに検索する。
知らない場所に行くとき、電車の径路を調べるときにも、
すぐに地図アプリ(Googleマップ)に頼らない。
地図(住所)をもらったら、まず頭の中で考える。
その後、確認のためにアプリを利用する。

便利機能は確かに便利で生活に役立つけれど、
人間本来の能力を損なわない程度の活用に
留めたほうがいいのかもしれませんね。




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