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知り合いの寿司店から恵方巻きのお知らせが来た。

今やすっかり恵方巻きが
当たり前になってきましたね。

寿司店、スーパーをはじめ
コンビニでも販売されています。
最近ではフードロスを防ぐために
予約制というところが多くなっています。

そのためでしょうか、
今朝知り合いの寿司店から、
恵方巻きの予約販売の
お知らせが届きました。

こちらは、握り寿司も美味しいのですが、
特製の太巻きが有名なお店。

その時々の海鮮はもちろん
自家製のでんぶや卵焼き、
かんぴょうなど、とても手間が
かかっており家庭では決して
作れない太巻きです。

これまで恵方巻きは、
販売していなかったのですが
常連さんなど数多くのお客さんから、
強い要望があって作ることにしたそうです。

普段の太巻きの具に加えて、
おめでたい開運にちなんだ具が
加わるようです。

限定100本。
お値段もかなり張りますが、
おそらくすぐ売り切れてしまうでしょう。

恵方巻きはもともと関西のもの。

関東でも「恵方巻き」が出始めた頃、
大阪の祖母の家に行った時、
この恵方巻きの話になりました。

祖母は、恵方巻きは花柳界で始まったもので
あまり上品なものではないと話していました。

また「太巻き」と言っても、
今のよう一口では食べられないほど
太いものではなかったようです。

年々豪華になって具が多くなったので
太くなってしまったのかもしれません。

中に挟む具も、以前は煮たり焼いたり
火を加えたものがほとんどで、
生物(なまもの)は、使っていませんでした。

何日もではないですけれども、
保存用だったので、使わなかったのです。

我が家では自分が小学生か中学生ぐらいの頃まで
母が運動会お祭りお祝い事などがある時に
巻き寿司かっこ太巻きを作っていました

それも数本単位ではなく数十本単位で。

当時2升ぐらいたけるガス炊飯器があり
それで何釜がたき、寿司桶にあけ、
上から寿司酢をかけてしゃもじで切る。

その時に、うちわで仰ぐのが自分の役目。
さまさないと寿司酢の酢がきかないから
あおいで御飯をさますと教えられました。

かんぴょう、しいたけ、卵焼き、あなご焼き
などの具を作り、それを細く切り、具毎に並べる。

そうしたら、御飯を適当な大きさに小分けし、
巻きすの上に海苔を載せ、御飯をひろげ、
具をのせて巻いていく。

余り力を入れず、最後、海苔をあわせるときに
きゅっと力を入れるのがコツと教わりました。

自分も当時は上手く巻けていたのですが、
今でも出来るかなー。

食べる時には、八等分するのがお約束。
けれど両端は、盛り付けには使いません。
けれど御飯に比べて具の割合が多いので、
この端っこが好きでした。

向田邦子さんのエッセイだったかにも、
巻き寿司、カステラの端っこが好き
という内容のものがあった気が。

この我が家の巻き寿司は、母方の曾祖母のレシピ。
曾祖母はこの巻き寿司に限らず、料理がとても得意で
近所で評判でした。

昔は自宅で冠婚葬祭を行うのが一般的で、
料理も家庭で作っていました。
そうした時に作る曾祖母の料理は、
料理屋、仕出し屋に負けない味だったそうです。

しかし嫁に来た、祖母は。料理があまり得意ではなく、
この味をしっかりと受け継ぐことができなかったようです。

それを受け継いだのが、鮮魚店、仕出し屋に嫁いだ大叔母。
大叔母は、それに自分なりの工夫を加えて、仕出し屋で出し、
大変な評判を得ていたようです。

そのレシピを紙に書いて送ってくれ、
それを母が受け継ぎました。

一番大事なのは、すし酢の配合。
残念ながらその秘伝のメモは
なくなってしまったので、
今では分かりません。

大叔母の家に聞けば、わかるかもしれませんけれど、
今は付き合いがなくなってしまったので、
これだけのためには、なかなか尋ねにくいですね。

まあ聞いても自分で作るわけではないので、
仕方がないのですが……。

でも、昔、食べたわが家の巻き寿司は、
もう一度、食べてみたいですね。
(チラシ寿司、箱寿司も。ごぼうのささがき、
千本にんじん、薄焼き卵、酢魚から作るから大変)


おすし 普段もハレの日も作りたい、家族が喜ぶ


わが家の寿司酢。
砂糖を使っていました。
今では砂糖を使わないレシピもあるよう。
新しいレシピで挑戦してみたいものです。



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