ステイホームで、自宅を整理。「戒め服」を発見した知人。

戒め服。
あなたはこの言葉をご存じですか。

「戒めパンツ」と言う方が
一般的かもしれません。

コロナ禍で、ステイホーム。
自宅にいる時間が増えました。

それで、手が掛かる料理に挑戦したり、
不要な物の整理に励んだ
という方も多いことでしょう。

同年代の知人もその一人。

中でもいつの間にか溜まってしまった
服の整理をお子さんと一緒に始めたそう。

大量の服がタンス、ロッカーから
出てきたとのことですが、
その中にあったのが「戒め服」です。

これは、その服（主にパンツ）が
いつでも着られるように、
プロポーションを保つよう
自らを戒めるために保存しておく服のことです。

知人の一番最初の戒め服は、
大学卒業の時のジーパン。

しかし30代を迎える頃、それが無理と悟り、
30歳の時に新たに購入したジーンズ、そして
デニムジャケットに変更しました。

今回出てきたのは、二代目。

当初は、いつでもすぐに着られるよう、
寝室のロッカーに入っていたのですが、
いつ頃からかそれが子ども部屋のタンスの中に。
そしてさらに、そこから物置の
プラスチックケースの中にしまわれていたのだとか。

この戒め服を見たのは、久しぶり。
というか、自分では忘れていて、
捨てたものとばかり思っていたそう。

身体にあててみたのですが、
ジーンズもデニムジャケットも、
とてもじゃないけれど、入りません。

その様子を見ていたお子さんの年齢は、
知人が2度目の戒め服を買った30歳より下ですが、
その服を見て、一言。

「この服が、昔は着れたんだねー」。

知人は、この戒め服が入るまでに
ダイエットするのは、到底無理
と捨てようと考えました。

けれどお子さんも言葉で、
「はっと」し、踏みとどまりました。

これをこのまま捨てては、
ずるずると老化してしまう。

この服を買った当時。そしてその服を
見て、たまに着て、体型を保っていた
期間のことが思い出されたと言います。

「あの頃は、まだまだあきらめていなかった」

すっかりなまってしまった、
精神を元に戻したい。

知人は、昔の戒め服を寝室の
ロッカーに戻したとのこと。

いやー、考えさせられるなー。