「火災保険で自己負担なしで直せます」に危うくだまされかけた千葉県の知人。

2021年1月19日、新聞に、
火災保険で自己負担なしで壊れた箇所を
修理できるという業者と契約して、
トラブルになったとの記事が掲載されていました。

おお。

最近、自分あてのメールにこうした
火災保険による工事の専門業者からの
売り込みメールがたくさん届いています。

またもう一昨年になりますが、
千葉県の知人宅に、同様に台風で
被害を受けた箇所を火災保険で直せます
との業者が訪問してきたことがあったそう。

知人宅は壊れたところもなかったのですが、
その業者は「老朽化した部分を台風で壊れたことにして、
申請できます」ともちかけてきたそうですが、
不正な申請はしたくないと知人は断ったようです。

国民生活センター、平成30年9月6日、
《「保険金を使って住宅を修理しませんか」がきっかけでトラブルに！
‐高齢者からの相談が増加しています‐ 》
http://www.kokusen.go.jp/pdf/n-20180906_1.pdf
《日本損害保険協会》
《住宅の修理などに関するトラブルにご注意》
https://www.sonpo.or.jp/news/caution/syuri.html

見積もりがずさんで、過大な工事費用を計上。
保険会社から全額費用が出ない場合に、
解約しようとすると、保険で支払われた
半額を解約料として要求する契約であったり、
修繕工事が費用に見合わぬ、低品質なものだったりなど
の事例が幾つも報告されています。

当たり前ですが、損害を受けたら、
まず契約している保険会社に連絡し、
被害を算定してもらい、保険金が
出るのか出ないのか、出るとして、
どれくらいなのかなどを
自分で確認することが大切なようです。

気をつけたいですね。