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20数年、使っていたハリオの丸形急須。突然割れる。身代わり、厄受け。

2021年12月17日、先ほど、
久しぶりに紅茶でも飲もうと、
友人にいただいたトワイニングの
フレーバーティーを缶から出して、
ハリオのガラス製の急須に入れました。

お湯をわかすためヤカンをガスレンジに。
その橫のキッチンシンクに急須を置いて、
後ろの食器棚にある、保温ジャーを出そうとしたら、
突然、急須が下に落ち、粉々に砕けました。
突然のことで、何が起こったのか、
わかりませんでした。

わが家のキッチンの床は、
リノリウムで柔らかめ。
つい先日、コルクのマットを
その上に敷いたばかりで、
より衝撃を吸収できるように
なっています。

なのにコルクの端っこに落ちたためか、
落下の衝撃で割れてしまったようです。

この急須は、ハリオ製で強化ガラス。
少なく見積もっても20年は使っていますが、
何度か落ちても、割れたことはありませんでした。

なので割れることはないと思い込んでいただけに、
あんなにもろく、しかも引っかけたりして
触っていないのに、落ちて砕けてしまうとは。

こんな時に思い出すのは、母や祖母がよく言っていた
「身代わり」「厄除け(受け)」です。

つまり何らかの災厄を、使っている人に
かわって受けてくれるという考え方です。

茶碗、急須、そのほか、使っている道具、物が
故障したり、壊れることで、持ち主の災厄を
本人に及ばないようにしてくれると。

最初、この考え方を聞いたときは、
まだ小さかったのですが、
「そんな非科学的なこと」と思いました。

しかし次第に、この考え方は、
物を大事にするという考え方に
つながっているなと自分の思いに
変化が生じていきました。

物が壊れたり、使えなくなって
しまうことはどうしても避けられません。

けれど壊れることに意味があり、
そこに感謝するというのは、
壊してしまったショックも和らげますし、
なんだかいいですね。

長年、ずっと使い続けただけに、
壊れてしまったことは、とてもさみしいですが、
本来、自分が受ける禍を変わって受けてくれた
と思えば、本当にありがたいことです。

〇こうした災厄を持ち主に変わって受けることを、
 厄除けならぬ「厄受け」と、わが家では
 話していたのですが、一般には余り使われない
 言葉のようですね。
 (このタイトルがついた作品はあるよう)

関連エントリー
《トクダス》
愛用しているハリオの茶茶急須で気になったことが2点。偽物と意外なお茶の入れ方。


HARIO 茶茶急須 丸 450ml CHJM-45T



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