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かたぬき菓子。小学生の頃の屋台での屈辱がよみがえる。「イカゲーム」で人気復活。

あなたは、かたぬき菓子をご存じですか。

チューンガムより少し大きめな板状で、
そこに様々な柄が線書きされているお菓子です。

2022年4月13日、読売新聞夕刊の
《はじまり考》に
《かたぬき菓子 街頭紙芝居の見物料代わり》と、
書かれています。

この記事によれば、

ルーツは戦後の街頭紙芝居。
見物料代わりに買っていた駄菓子の一つ
だったそう。

紙芝居はすたれてしまいますが、
1970年代には屋台に広まったと。

最近もよく売れているそうです、
それは、あの韓国ドラマの「イカゲーム」に
かたぬきに煮たお菓子が登場しているからだとか。

いやー、それは知らなかったなー。

自分がこのかたぬきでよく遊んでいたのは、
以前にも記したのですが、お祭りの屋台でした。

春と秋の近所の神社のお祭りに、
たこ焼き、綿菓子などの屋台とともに、
この「かたぬき菓子」があったんですね。

もちろん食べることが目的ではなく、
絵をくりぬいて、もらう景品が目当てです。

絵柄は何度別にいくつかあって、
難しいものほど、高い景品がもらえるんですね。

「かさ」とか、「こづち」「チューリップ」
「ひょうたん」「けんだま」「こま」なんかがあったなー。

お金を出すと、おじさんが「かたぬき菓子」を1枚くれる。
その時に、欲しい景品を申請するとそれに見合った
「かたぬき」が渡されるんですね。

低学年や難しい物は、おじさんがちょっとだけ、
手で一部をとってくれて、助けてくれたなー。

で、布をひいた台の上にかたぬき菓子を置き、
備え付けの「まち針」で、線を少しずつ掘っていき、
抜いていくんですよね。

その屋台のルールは、おじさんの
目の前の台で、全部やらないとだけ。
どこかに持っていったりして、
抜いてもダメだったなー。

またほんのちょっとでも欠けても、
成功とは認められなかったですね。

自分より年上の近所のお兄さんによれば、
コツがあるらしく、割れにくい大きな形の
ところからやるとか、少し水で濡らすと
いいとも教えてくれたけれど、
屋台のおじさんにばれると、失格になるんだよな。

同級生の中にはうまいやつがいて、
結構な難易度のものを成功させ、
今となっては忘れたけれど、
当時は欲しかった景品(おもちゃ)をもらってたなー。

自分は、何度、挑戦してもダメで、
あるとき、初めて傘を成功させて
喜んで、おじさんに渡したら、
おじさんに難癖をつけられて、
認められなかった時は、
悔しかったなー。

なんだか今、思い出しても、目がうるんできそう。

とれた場所の
「かたぬき菓子」は食べたけれど、
緊張していたからか、甘さは
覚えているものの、美味しいという
ものではなかったなー。

むしろ汗、手の脂が一杯なので、
友達は全く食べなかった。

中学の頃にはもう卒業してしまったけれど、
今、やってもうまくできないんだろうなー。
大人買いして、試してみたいけれど。


型抜き(かたぬき) 易しい&難しいタイプ 計100枚入 型見本・削り棒付き



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