サクマ式ドロップスの佐久間製菓が2023年1月で廃業。サクマドロップスは健在。

アニメ映画「火垂るの墓」に登場して、
主人公の妹・節子がほしがった
あの赤い缶入りのキャンディー「サクマ式ドロップス」。

それを製造・販売する佐久間製菓が、
2023年1月20日に廃業することが、
2022年11月9日、明らかになりました。

佐久間製菓
http://www.sakumaseika.co.jp/

サクマ式ドロップスは、HPによれば、
今年で114年の歴史だそうです。

佐久間惣治郎という和菓子職人が、
イギリスから輸入されたドロップを、
国産ドロップとして世に出すため研究し、
明治41年（1908年）に完成したんですね。

この佐久間氏の考え出した製法が、
「サクマ式製法」と呼ばれ、
サクマ式ドロップスの登録商標が認められています。

この佐久間氏の会社は、戦前に廃業。
現在の佐久間製菓は、戦後、創業者に関係が深かった
横倉信之助氏が再建したそうです。

わが家には、あの薄い縦型で上に丸っこい
取り出し口がある缶だけでなく、
赤い直方体で上側の全面がぱかっとあく容器もあり、
それはもう長い間、物入れとして使っています。
（HPに昔の容器、製品が数多く掲載されている）

小さい頃から食べていました。

リンゴ、オレンジ、イチゴ、レモン、
パイン、ブドウと果物味、
そしてハッカ、チョコの8種類。

人によって好き嫌いがあり、
兄弟姉妹で、それがかぶっていると
奪い合いになるなんてことも。

自分は、イチゴが一番好きだったなー。
なぜかチョコの記憶はほとんどないですね。

ハッカは、苦手で手を出さなかったなー。
けれど、小学校の同級生の中には、
このハッカが大好物の子がいて、
遠足でみんなからハッカをもらっていたなー。

自分と同じく、ハッカが苦手な子が多かったからですかね。
（自分は買ったことがないけれど、
ハッカだけの缶もあるらしい）

そうそうあなたは、「サクマ式ドロップス」派ですか、
それとも「サクマドロップス」派ですか。

自分は、この赤い缶のサクマ式ドロップスで育ったのですが、
同世代で知り合った人の中には、緑色の容器に入っていた
「サクマドロップス」をずっと食べていたという人も。

サクマドロップスも、戦前の会社の製法を
受け継いでいて、別会社のサクマ製菓なんですね。
http://www.sakumaseika.com/
（なぜかつながりにくくなっています）

こちらは、健在で製造を続けるようです。

考えてみれば、今は、サクマ式ドロップス。
買って食べていないなー。

友人の中には、備蓄用のサクマ式ドロップスを
備蓄品として防災リュックに入れている
という人もいますが。

この度の原材料の高騰が一因ということで、
廃業はとても残念ですが、長い間、どうも
ありがとうございました。

〇同世代の知人で、池袋出身の知人は、
　小さい頃、地元に工場があったと話していたが、
　いつまで池袋で製造していたのかなー。
　1969年に八王子工場を建設。
　本社は今でも池袋。

こちらが備蓄用。



ミントだけの袋、ありましたねー。