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「胃ろう」、つけるかつけないか。家族が判断する手引。

医学の発達で、これまでなら亡くなっていた事態でも、
命を永らえることができるようになりました。

しかし、一方、その治療が本人のためになっているのかと
悩む場合もあります。

その一つが、高齢者の胃ろう。

年配の方が、口から食べられなくなった時に、
お腹に穴をあけ、直接、胃に栄養を補給するのが「胃ろう」です。

本人が、元気な時からそれをのぞみ、
またそれが必要な時にも判断できれば問題はありません。

往々にしてあるのが、いざ必要になったときに、
本人が判断できず、意思を示せないこと。

認知症、意識不明などの状態の場合がそれにあたります。

こんな時に本人にかわって判断するのが家族。
しかしその判断は、健康な人にとっても、
知らないことだらけで、なかなか大変です。

こうした状況になった家族が判断するための
手引き書ができました。

カナダの研究機関による冊子を、
聖路加看護大などのグループが見直し、
日本版を作ったのです。

口から食べられるまでに、胃ろうで回復する人もいれば、
出血、感染などマイナスなことが起こる場合もある。

プラスマイナスの情報を示し、判断をしやすいように工夫されています。
また胃ろうを選ばない場合に、とりうる手段(鼻から管で栄養をとる、点滴など)の
利点、欠点も解説しています。

胃ろうの意思決定支援サイト
http://irouishikettei.jp/index.html
郵送もありますが、こちらから、
小冊子をダウンロードできます。
http://irouishikettei.jp/dl/gideline01.pdf

この冊子は、胃ろうをするかしないかですけれど、
他の治療についても、こうした情報提供が欲しいですね。



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