大瀧詠一さんの急死に驚く。あれほど健康に留意していた方なのに……。

歌手で音楽プロデューサーの
大瀧詠一さんが、亡くなりました。

報道されているところによれば、
大瀧さんは家族と一緒に、夕食を召し上がり、
デザートのリンゴを喉に詰まらせ、
心肺停止状態になったとのこと。

110番通報している時点で、すでに心肺停止状態。
病院に運ばれた後、解離性動脈瘤のため、
亡くなったとのこと。

大滝さんの音楽は、「はっぴいえんど」時代のものを含め、
ＣＤが出始めた頃の「Ａ　ＬＯＮＧ　ＶＡＣＡＴＩＯＮ」「ＥＡＣＨ　ＴＩＭＥ」や、
数々の歌手に提供した曲をずっと聴いてきました。

初期の頃は別にして、大滝さんは、
表での活動をほとんどせず、
裏方として、日本の音楽界を支えてこられました。

仕事も厳選し、一つ一つの仕事に
集中していらっしゃいました。

驚いたのは、大滝さんは、健康オタクといわれるほど、
日頃から、非常に健康に留意されていたのに、
今回のように突然、亡くなってしまったこと。

ミュージシャンに珍しく、酒もたばこもたしなまず、
瑞穂町の自宅周辺を散歩したり、サイクリングしたりなど、
まさに理想的とも言える毎日を送っていたのに。

音楽は仕事ではなく趣味とおっしゃっていましたが、
落語（特に志ん生）もたいそうお好きで、音楽以上に熱く語って
いらしたことも鮮明に記憶に残っています。

あれだけ健康に留意して、好きな音楽を仕事にして、
自分のペースで毎日を過していた方が、
こうしたことがきっかけで亡くなるなんて。

信じられない思いで一杯です。

大瀧さんが残してくれた数々の音楽で、
大瀧さんを静かに偲びたいですね。