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温暖化で寒ざらしそばが中止。秩父。「寒もち」など寒の時期の行事、食べ物はどうなる。

埼玉県の秩父にで「寒ざらしそば」を
提供しているそば店が、暖冬の影響で
今季、提供を断念することがわかりました。

「寒ざらしそば」。
ご存じですか。

長野でいただいたことがあります。

そばの実を、
寒の時期、冷水に浸した後に、天日干し。
こうすることで、蕎麦の実のアクや渋みが抜け、
甘みと風味が増すのだそう。

これまで提供していたのは、
秩父市の「そば処 和味(なごみ)」。

そばを浸す川の水温が高く、
発芽しかねないため、
寒ざらしをやめたそうです。
(2度以上だと発芽する可能性。
なのに5度もあったとか)

いやー、今の時期の秩父は
相当寒いのに、今年は違うんですね。

寒の時期の食べ物でいえば、
昔、わが家では、「寒もち」を作っていました。

これは「のし餅」で、何も入っていないものから、
豆入り、海苔入りなど色々作っていましたね。

これを薄く切って焼いたり、
油で揚げてかき餅にして食べたりしました。

美味しかったな。

寒い時期の水は雑菌が少なく、
その水を使って作ると、
味がよく、カビがはえにくく、
長持ちするなんて
話していましたね。

まあカビが出る前に、
全部食べていたので、
長持ちするかどうかはわかりませんが。

わが家のすぐ近く、小さい頃、
育ててもらったお宅では、
畑で大豆を栽培しており、
それを使って味噌を寒仕込み
していました。

収穫後、秋にも仕込んでいましたが、
やっぱり寒仕込みは、味が違うなんて
話していました。

同級生の実家は、酒造会社。

そこでも12月頃から2月にかけては、
雑菌が繁殖しにくいので、
質の高いお酒が出来るんだそう。

そして今は商売をやめてしまわれたのですけれど、
わが家でも何度も世話になっていた表具屋さん。

掛け軸、ふすまなどで使う糊も、冬の寒の時期に
作ったものが良いと言っていましたね。

糊は煮てすぐ使う新糊、
それを保存して接着力を弱めた古糊があり、
その古糊を作るのに、大寒の頃、
煮るのが良いと言われていたそうです。

今でも行っている所は多いんでしょうね。

寒の時期がなくんると、
困るところは、意外に多そうですね。

〇小中高と習っていた剣道。
 寒中稽古ってあったなー。
 道場の床が冷たかったなー。
 鏡開きの初稽古の後のお汁粉は
 美味しかったけれど。



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