富山大が、ヤマイモの「ジオスゲニン」成分で記憶力を向上と発表。アルツハイマー病にも効果。
富山大学の和漢医薬学総合研究所 の
東田千尋准教授らのグループは、
ヤマイモに含まれる成分「ジオスゲニン」に、
記憶力を高める効果があると発表しました。
効果は、
マウス実験で確かめられたもの。
東田准教授らは、アルツハイマー病を発症させた
マウス6匹にジオスゲニンを1日1回20日間投与。
マウスの脳に蓄積されていたアルツハイマー病の
原因とされる「ベータアミロイド」というタンパク質が
平均で70%減少。
さらに軸索と呼ばれる神経細胞の突起形が、
正常に近い状態に戻った。
またマウスは2日たつと触ったり見たりしたことを忘れる。
ジオスゲニンの注射していないマウスは、
2日前に見て触った物体を、初めて見るような反応を示した。
一方、ジオスゲニンを5日続けて投与した5匹は、
既知の物体と認識したとのこと。
東田准教授らのグループは、神経細胞を活性化する働きがある
生薬を調べている中で、ヤマイモなどに含まれている
「ジオスゲニン」に、その働きがあることを突き止めたものです。
和漢医薬学総合研究所
http://www.inm.u-toyama.ac.jp/index-j.html
非常に気になるのですが、動物実験の段階であり、
今後、ヒトにも有効かどうか、
さらに研究が進むことが期待されます。
なお、ジオスゲニンはヤマイモに
豊富に含まれているとは言うものの、
実際には、その割合は非常にわずか。
なので、ヤマイモをそのまま大量に食べても
効果はなかなか見込めないとのこと。
○2012年7月の段階でも、ジオスゲニンが
アルツハイマー病に効果ありと発表。
《ヤマノイモの成分がアルツハイマー病の改善に結びつく機序を発見
(富山大学和漢医薬学総合研究所・神経機能学分野 東田千尋 准教授) 》
http://www.u-toyama.ac.jp/outline/publicity/pdf/2012/33.pdf
○ヤマイモは、山薬(さんやく)または
薯蕷(しょよ)として生薬として、
滋養、強壮、止瀉薬として六味丸、
八味地黄丸、無比山薬丸など漢方薬に配合。
○ジオスゲニンは、DHEA(デヒドロエピアンドロステロン)と
構造が似ており、同様な作用が報告されている。
○DHEAは、副腎から分泌されるホルモン。
アンチエイジングに効果ありとされる。
サプリメントが発売されているが、
ドーピング成分に指定されている。
○ジオスチンは苦みとえぐみの成分。
日本の山芋はこのジオスチンの含有量が1%程度。
○宝バイオは、ヤマノイモ科のトゲドコロというイモに、
“ヤムスゲニン(ジオスゲニン配糖体)”という成分を
多く含んでいることを確認。
さらにトゲドコロが抗疲労作用を有することを明らかにした。
トゲドコロは、沖縄で冬に収穫され、お正月料理などで食べられる。
現地ではクーガイモとも呼ばれる。
http://agribio.takara-bio.co.jp/technology/togedokoro/
○宝バイオは、サプリメント「クーガイモ」を商品化。
http://kuuga-imo.com/about.html
東田千尋准教授らのグループは、
ヤマイモに含まれる成分「ジオスゲニン」に、
記憶力を高める効果があると発表しました。
効果は、
マウス実験で確かめられたもの。
東田准教授らは、アルツハイマー病を発症させた
マウス6匹にジオスゲニンを1日1回20日間投与。
マウスの脳に蓄積されていたアルツハイマー病の
原因とされる「ベータアミロイド」というタンパク質が
平均で70%減少。
さらに軸索と呼ばれる神経細胞の突起形が、
正常に近い状態に戻った。
またマウスは2日たつと触ったり見たりしたことを忘れる。
ジオスゲニンの注射していないマウスは、
2日前に見て触った物体を、初めて見るような反応を示した。
一方、ジオスゲニンを5日続けて投与した5匹は、
既知の物体と認識したとのこと。
東田准教授らのグループは、神経細胞を活性化する働きがある
生薬を調べている中で、ヤマイモなどに含まれている
「ジオスゲニン」に、その働きがあることを突き止めたものです。
和漢医薬学総合研究所
http://www.inm.u-toyama.ac.jp/index-j.html
非常に気になるのですが、動物実験の段階であり、
今後、ヒトにも有効かどうか、
さらに研究が進むことが期待されます。
なお、ジオスゲニンはヤマイモに
豊富に含まれているとは言うものの、
実際には、その割合は非常にわずか。
なので、ヤマイモをそのまま大量に食べても
効果はなかなか見込めないとのこと。
○2012年7月の段階でも、ジオスゲニンが
アルツハイマー病に効果ありと発表。
《ヤマノイモの成分がアルツハイマー病の改善に結びつく機序を発見
(富山大学和漢医薬学総合研究所・神経機能学分野 東田千尋 准教授) 》
http://www.u-toyama.ac.jp/outline/publicity/pdf/2012/33.pdf
○ヤマイモは、山薬(さんやく)または
薯蕷(しょよ)として生薬として、
滋養、強壮、止瀉薬として六味丸、
八味地黄丸、無比山薬丸など漢方薬に配合。
○ジオスゲニンは、DHEA(デヒドロエピアンドロステロン)と
構造が似ており、同様な作用が報告されている。
○DHEAは、副腎から分泌されるホルモン。
アンチエイジングに効果ありとされる。
サプリメントが発売されているが、
ドーピング成分に指定されている。
○ジオスチンは苦みとえぐみの成分。
日本の山芋はこのジオスチンの含有量が1%程度。
○宝バイオは、ヤマノイモ科のトゲドコロというイモに、
“ヤムスゲニン(ジオスゲニン配糖体)”という成分を
多く含んでいることを確認。
さらにトゲドコロが抗疲労作用を有することを明らかにした。
トゲドコロは、沖縄で冬に収穫され、お正月料理などで食べられる。
現地ではクーガイモとも呼ばれる。
http://agribio.takara-bio.co.jp/technology/togedokoro/
○宝バイオは、サプリメント「クーガイモ」を商品化。
http://kuuga-imo.com/about.html
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