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都内唯一のしんこ細工職人小川三智之助さん、78歳。高齢で今年限りで引退。

しんこ細工。

懐かしいですね。

昔は、縁日に行くと、必ず職人さんがいて、
好きな動物、アニメのキャラクターなどを言うと、
すぐに作ってくれました。

もったいなくてすぐに食べられなかったものです。

すっかり見なくなったと思ったら、
なんと東京都内で、しんこ細工職人は
ただお1人だったのですね。

2013年12月27日、読売新聞朝刊に、
その最後のしんこ細工職人の
小川三智之助(みちのすけ)さんが
取り上げられていました。

残念ながら、今年いっぱいで引退することになったそう。
すでに11月30日の葛飾柴又の特設屋台が、
最後の実演会だったようです。

引退の理由は78歳と高齢で、
体力が衰えてしまったこと。

最後の屋台では4時間で100個の細工を
仕上げるのが目標だったのに、
83個しか出来なかったとのこと。

小川さんによれば、
《「昔は物事がうまく進まない時に、
『しんこ細工じゃあるまいし、
そんなに早くできるか』と言ったんだ》とか。

10代の頃は和菓子職人。
結婚後、義父がしんこ細工職人で、
腕を見込まれて、32歳で二代目に。

二代目になってからでも50年以上。
小川さんが引退すれば、
都内にしんこ細工職人はゼロ。
(日本でもおそらく唯一)

江戸時代から続くというしんこ細工。

これも時代の流れかもしれませんが、
寂しいですね。

○しんこ(新粉細工)
 精白したうるち米を洗い、乾燥させ粉にひいたもの。
 細かい上質なものを上糝粉(じょうしんこ)と言う。
 細工するときは、水でこねて蒸して餅状にし、
 色をつけて使う。

大道藝文化アーティスト協会
しんこ細工、小川さんの作品が見られます。
http://www.daidogei-kyokai.com/shinko/shinko.html

11月30日に開かれた小川さんの作品を集め、実演も行われた
「しんこ細工 百個展」の様子が写真入りで紹介されています。

東都よみうりデータバンク、2013年12月20日。
《“最後のしんこ細工職人”
小川三智之助さんが「百個展」》
http://www.t-yomiuri.co.jp/bin/db/profile.cgi?_v=1387431490&tpl=detail

企画した桃プランニングのサイト
「桃プランニング新聞」
《1日限り。 しんこ細工 百個展 柴又で開催!。》
http://yaplog.jp/daidougeimomo/archive/29

1963年の出版。

名人―町の伝統に生きる人たち (1963年) (ハヤカワ・ライブラリー)
(Amazon)



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