SSブログ

やけに親切な人には気をつけろ。不動産、求人のおとり広告。

年度末、年度初め、
新生活のため、引っ越しをされた方も
多いことでしょう。

新居を探すのに不動産屋さんを利用された方も
まだたくさんいらっしゃるのでは。

もう四半世紀ほど前になるのですが、
仕事場を借りるために、
世田谷区の繁華街の駅前に
店を構える不動産屋さんを
訪れたことがあります。

地元ではその時点で数十年、
営業している歴史のあるお店でした。

店の前のガラス戸に貼ってある物件は、
築年数は古いアパートながら、2部屋あり広く、
駅から近いわりに家賃は安い好物件でした。

それに誘われて、店内に入って尋ねると、
その物件はすでに先約がいくつもあり、
ほぼ決まりかけていて、キャンセル待ちだと。

で勧められたのが、それより駅から遠く、
部屋も狭く、家賃型階といった条件が悪い物件。

その時点でこの不動産屋さんは、
信用ならないなと感じ、結局、
下見をせず、店を後にしました。

その話を友人、父にすると、
次のように教えてくれました。

「不動産屋は、千三つといわれるくらい、
嘘の多い商売。また書くを店内に誘導するため
一見して条件のよい物件を出していることがある。
それは実際はすでに決まっていて、案内されない
おとり広告だ」と。

(土地の売買や貸金の仲介をする人を「千三つ屋」と。
 千に三つしか本当のことを知らないという意味もあるが、
 成立する商談は、千に三つぐらいしかないということから
 このように言うとも)

まだうぶでそんなことを知らなかった自分は、
大いに社会勉強をしたのでした。

そうしたらつい先日、知人から次のような話が。

知人の親戚の一人暮らしの高齢女性。
ずっと以前にその不動産屋さんが
ある物件を斡旋したことがあるそう。

で、その高齢の女性のもとに、
何かと訪れ、挨拶をしにきたり、
食事に誘い出したりしたとのこと。

親切な人と思って、心を許した女性。
あるとき、親切な不動産屋が、
あるマンションの話を。

その物件は、客観的に見ると、
条件に見合わない価格がついている。
詳しい人なら、絶対手を出さないもの。

そのため買い手つかず、値引きしても売れ残っていた。

それをその不動産屋はうりさばきたかったのでしょう。
余り詳しくない高齢男性に取り入って、好意につけこみ、
マンションを買わせたのでした。

知人は後でそのことを知り、現在、専門家に相談中とか。

モノを売ったり、サービスを提供する人で、
いやに親切な人には用心ですね。

〇定年して職探しをした先輩。
 ネットの様々な求人広告を見たそう。
 時給や条件が良いと思い、問い合わせすると
 その求人広告は満員、もしくはしめきったと言われ、
 他の条件の良くない求人を紹介される。
 よーく、広告を見ると、
 時期によっては、紹介できないことがあります
 といった「逃げ」が書かれていたそう。
 求人にも「おとり広告(おとり求人)」があるんですね。
 (もちろんこうした求人は違法で出した
 企業、エージェントにはペナルティがある)



nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。