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「屋上の物干しに秋の風」と詩人のような母の言葉。

洗濯機の中の洗い上がった洗濯物を
朝食前に屋上の物干しに干すのが、
母の日課です。

2014年8月25日もいつものように
洗濯物を干し終えて、ダイニングに
戻ってきました。

そしてこんなことを言ったのです。まだ夏の暑さは残っているけれど、
屋上を吹く風の中に秋風が混じり、
秋の気配が感じられる。

うーん。
なんだか詩人のよう。

新宿の取引先から夕方、
新宿三丁目の駅に向かう時も、
言われれば、空気の中に秋が。

更に帰宅し、夕食後、浅草橋、
秋葉原に歩いて行った折には、
よりいっそう、秋の訪れを感じました。

百人一首にも入っている古今和歌集に収められた
藤原敏行の一首に、

《秋来ぬと 目にはさやかに 見えねども
風の音にぞ 驚かれぬる》

があります。

秋は、秋風からやってくるんですね。

季節の移り変わりはほんのちょっとしたところにあります。
それに気づける人でありたいものです。







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