体操をしたら背が伸びた？ 筋肉、骨、ストレッチ。

高齢になると背が縮む。

特に女性の場合は、ホルモンの関係で、
骨粗しょう症になりやすく、そのため、
背が縮むとされています。

あなたのまわりの高齢女性でも、
背が曲がり、縮んでしまったという方、
いらっしゃるのではないでしょうか？

そんな中、ある高齢の知合いが、
骨粗しょう症の予防、治療を受けたところ、
背がわずかですが伸びたと。

医師から言われたのは、まず食事。

たんぱく質、カルシウム、マグネシウム、
亜鉛、リン、マンガンといった栄養素を
しっかりとりなさいと言われたそう。

赤身の魚、鶏肉、牛肉といったもののほか、
納豆、豆腐、豆乳といった大豆製品、
のり、ひじきといった海藻類、
小魚、ナッツ類などを意識してとるようにしたとのこと。

また適度な負荷のかかる運動も勧められたよう。

1キロほどのウェイト（ダンベル）をもち、
近所をすこし早めに歩くウォーキングを
1日1時間ほど。

また雨などで外を出歩けないときは、
やはり1キロのダンベルを使った体操。
（手に持ち上げ下ろし、前屈、後屈、旋回など）

特に床にうつぶせに寝て、
頭を上に背をそらせる運動によって、
背筋力がついたのか、猫背気味だったのが、
身体を支えられるようになり、背が若い時のように
まっすぐ伸びたとのこと。

また風呂に入ったとき、
またその後、身体が温まったときに、
肘、膝、股関節などを中心に、
柔軟体操を行ったところ、以前に比べて、
可動域がひろがり、動くのがより楽になったそうです。

おそらく、背が伸びたというのは、
そうした背の曲がりや、ゆがみ、
関節などがのばされて、縮んだ分が
元に戻ったと考えられると話していました。

その意味で、栄養と体操、
特に背を支える筋肉を保つことは、
非常に重要なことなんだなと感じました。

若い時に比べて、身長が減っている方。
今からでも遅くないので、しっかりと栄養をとり、
運動をして、骨粗しょう症の予防をした方が
いいかもしれませんね。