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「日本一社員が幸せな会社」未来工業を作った山田昭男さん、亡くなる。

岐阜県の電気設備資材メーカー「未来工業」。
(建物の電気設備、給排水設備、ガス設備の工事をするときの資材製造)

全員が正社員。定年は70歳。営業マンのノルマ無し。
就業時間は午前8時30分から午後4時45分。
残業は禁止。年間の休日数はおよそ140日(日本一)。
休日のアルバイトもOK。

なんともうらやましい会社です。
その創業者の一人は山田昭男さん。

2014年7月30日、
多臓器不全で亡くなられました。
82歳でした。

名物社長でテレビ、新聞、雑誌などにたびたび
登場していたのでご存じの方も多いことでしょう。

この山田さんは、
「社長の仕事は、社員を幸せにすること」がモットーで、
上のような決まりを作る一方で、無駄は徹底的に省いていました。

コピー機は本社に1台のみ。
それぞれの机の上に蛍光灯のひもがあり、
離席する時には明かりを消す仕組みになっていました。

さらに「ホウレンソウ(報告・連絡・相談)」と呼ばれる、
上司への報告も無駄なので禁止。

それよりも自分自身でどうすれば仕事が効率化できるか、
常に考えなさいということだったようです。
社是は「常に考える」。

よい提案があれば、それを受けつけ、報奨金まで出していました。

5年ごとに全社員で海外旅行も実施。
行き先、趣向なども社員が決めているそう。

ちなみに2015年2月には創立50周年記念事業として、
イタリアに行くそうですが、その旅行では写真コンテストを実施。
優勝者には新会社を設立する権利が与えられるとのこと。
山田雅裕s
素晴らしいですね。


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会社は現在、長男の山田雅裕さんが社長として経営されています。
息子さんも、昭男さんが打ちたてた「未来イズム」を守り抜く決意のよう。
こうした会社が長く続き、日本の会社の標準となるといいですね。

〇「価格競争には乗るな」
 「安くないと売れないなら、売らなくていい」
 付加価値をつける
〇業務日報のかわりに情報日報
 新製品に関する情報に特化。
〇「常に考える」→考えるかどうかは社員の自由
〇改善提案制度
 提案を出すだけで最低500円。
〇理想と現実
 理想通りにいかないこともある。その中でいかに経営をしていくか。

カンブリア宮殿、2011年1月20日 放送
http://www.tv-tokyo.co.jp/cambria/backnumber/20110120.html



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