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定年を迎え、フィルムをデジタル化し始めた知人。残されたネガフィルムで両親の愛を知る。

若い方はもしかしたら、
もう見たことがないかもしれません。

昔、写真といえば、フィルムで撮影し、
現像し、プリントするものでした。

今は、スマホ、デジカメで撮影し、
そのまま眺めたり、送信したりして、
見ることが多いですね。

定年を迎え、


少し時間に余裕が出来た知人が、
家の引き出しの中に眠っている、
大量の写真とネガフィルムを整理しようと
手を付け始めたそうです。

中学、高校時代は、自分が撮影したものも
ありますが、それ以前、赤ちゃんから
中学くらいまでは、ほとんど両親が撮影
してくれたものだそう。

当時、フィルムは貴重で、今のようにバシバシとらず、
大切に選んでとっていました。
また現像、印刷も結構値段がはったので、よいものを
選んでプリントし、アルバムに貼ってあるとのこと。

そうした写真、ネガフィルムを整理し、
出来ればデジタル化して、残そうと
決意したとのこと。

以前、街中のDPEショップに一部、持っていった
こともあるのですが、デジタル化は結構お金が
かかると気づき、自分でやってみたいと思ったそう。

昔は高かったスキャナーも今はかなり安価になり、
手間も以前に比べかからなくなっているようです。

現像されたネガフィルムを引き出しから出し、
それをスキャナーにかける。

小さい頃はモノクロ(白黒)ですが、
小学校に上がる頃からカラーに変わるそう。

ただプリントしたカラー写真は退色が激しく、
それ以前の白黒写真の方が劣化していないとのこと。

そうして一つずつチェックし、
スキャナーでデジタル化し、
パソコンに取り込んでいるうちに、
気づいたのは、親がいろいろな所に
連れて行き、そこで写真をとっていること。

多くの場合、近所の公園、百貨店だったりするのですが、
中にはわざわざ遠くまで旅行し、撮影したものも
多くあるよう。

そうした写真・フィルムを見ると、
本当に自分を愛し、大切に育ててくれたのだなと
感じたとのことです。

家族の場合、撮影役をしている
お父さんの写真がない場合が多いのですが、
お母さんがカメラマンを買って出て、
お父さんの写真も存在。

小さな時の自分を見るのも楽しいですが、
それよりも若い時の父母の姿は、
自分以上に感激するとのことです。

なんとなくわかる気がしますね。

地震、水害など災害にあった方々が、
よく言われるのが、昔の写真を失うのは、
他のものに較べても、とても悲しいし、
寂しいということ。

写真は単なるものではなく、
そこにまつわる家族の歴史、時間、
物語をとどめているものですから、
失ったときの衝撃は大きいのかもしれませんね。

知合いの話を聞いて、
わが家にも眠っているネガフィルムを
かびたり、劣化する前にデジタルで取り込みたい
と思いました。

〇デジタル化したデータのプリント。
以前よりも進んだ最新のプリント技術を
使うため、驚くほど鮮明な写真が
得られるとのことです。


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