不要品を処分。買ったときより高く売れて、儲かったという知人の奥さん。その秘訣は。

今、本のタイトルにもなっていますが、
昔、車好きの先輩から、次のような質問をされました。

「フェラーリとトヨタ。どっちが安いと思う」。

あなただったらどう答えますか。

先日、知り合いから、
奥さんが最近、行った断捨離の
話を伺いました。

奥さんは、若い時からしっかり者。
ご実家は商売人で。
ご両親や祖父母から、
「生き金を使いなさい。
高いモノではなく値打ちの
あるモノを買いなさい」
と言われて育ったそう。

それで何かものを買うときは、


できるだけ価値あるものを
無理してでも買い求めたとのこと。

それで先日、ご夫婦は
いい年齢を迎えたので、
身軽になり、生活をスリムにしたい
と考えたそう。

実行したのは、これまで
買い求めたモノを整理することでした。

先日、ある業者を呼び、買い取りを
依頼したんだそうです。

バッグ、腕時計、高級ブランド食器類。

それらを一点一点、査定してもらい、
買い取り値段が記され、示されたとのこと。

なんと驚くべきことに、
ほとんどが買った値段より、
高い買い取り価格がついていたそうです。

後で知人が奥さんに聞いたところ、
後々のことまで考えて購入したとのこと。

例えば、ハンガリーの高級磁器ヘレンド。

これは現地に二人で旅行した時に、
買い求めた品物。

ヘレンド
http://www.herend.co.jp/

こちらの製品はどれも高額で、
例えば、ティーカップは1客4～5万円します。

現地でしか販売していない製品、
販売期間が限られているシリーズなどは、
人気があり、世界中のコレクター、愛好者が
買いたいため、プレミアム価格がつき、
買い取り価格も高くなるんだそう。

奥さんは、そうしたことを考えて、
買い物をしていたんですね。

時がたっても価値が減らないもの。
いや逆に時がたてばたつほど、
価値が増すモノを買い集めてきたんですね。

知人曰く、
「そうした女房をもらった
自分が、一番の目利きだったなー」
と自慢。

ごちそうさまでした。

3億円つかってわかった資産のつくり方

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鬼頭宏昌 ビジネス社 2016年10月