甘い物仲間から銀座の甘味処「鹿乃子」閉店を知らされる。

ここ最近、味覚が変わったのか、
すっかり甘味処に縁遠くなっています。

コロナ禍に入って外出を控えるようになって、
それが顕著になりました。

それまでは、週に何度か、ひいきの
甘味処を訪れ、あんみつ、豆かんなどを
食したものです。

今日、取引先に行って、久しぶりに
甘い物好きの仲間に会いました。

そうしたら、ちょっと深刻な顔をして、
銀座の鹿乃子が去年2020年の夏に
閉店したことを知らせてくれました。

仲間も知らなくて、甘い物仲間から
教わったんだそうです。

http://kanoko.la.coocan.jp/

栗と豆が大好きな自分にとって、
店名ともなっている「鹿乃子」は、
数多い和菓子の中でも最も好きなもの。

シンプルなものだけに、素材や技術が決め手。
それがこちらの「鹿乃子」にはありました。

歌舞伎座で観劇の帰りに立ち寄ったりもしたのですが……。
銀座の店は閉めたものの、製造自体は行っており、
三越銀座店の地下、またネット販売もあるようで、
そこは一安心です。

銀座の甘味処と言えば、やはり老舗の立田野も
2015年に閉店しています。
こちらが無くなった時もショックだったなー。

こちらはなんと言っても「あんみつ」。

銀座立田野はもともと創業者は力士（しこ名が立田野）。
日本橋で開店し、二代目が銀座に移転したとのこと。

あんみつのレシピは、「あんみつ」発祥の店とされる
「銀座若松」から教わったと聞いています。
（明治2７年創業。あんみつは、昭和5年に生まれたとのこと）
http://ginza-wakamatsu.co.jp/about/

その銀座若松も現在はコロナ禍の緊急事態宣言で臨時休業。
早く、通常営業となり、あんみつをゆったりと
いただきたいものですね。
http://ginza-wakamatsu.co.jp/

長年続いている老舗でも、
閉店したり廃業もあるのがこの世の常。

楽しめるときに楽しんでおかないと
いけないのかもしれません。

あんみつ
〇人形町　つくし　初音（近松の寒天）　森乃園
〇上野　「あんみつ　みはし」
　　（2年ほど前、東京藝大出身の友人とお店に。
　　　学生時代通い詰めていたという友人は、
　　　懐かしがって涙を流しながら、食べていたなー）
〇浅草　梅むら　（あんみつより豆かんを買うことが多い）　
　　　　梅園
〇神楽坂　紀ノ善
〇亀戸　船橋屋（くず餅入り）
〇「柳ばし　にんきや」　
　あんみつはもちろん、夏の宇治金時は絶品だった。
　姉弟のお二人で経営。お姉さんが2010年12月に亡くなり、
　弟さんも体調を崩され、翌年、閉店。

2021年9月5日追記
〇あるドラマで「銀座」の街を散策しているとの設定で
　実際に歩いていたのは人形町。入っていった甘味処は
　初音でした。

2022年8月1日、
〇2022年7月31日、久しぶりに銀座に。コアビルに
　行ったついでに銀座若松に。あんみつではなく、
　かき氷が目的だったのですけれど、夕方でちょっと
　遅かったせいか、かき氷は売り切れでした。残念。

2023年12月15日
〇あんみつ発祥の甘味処として知られている「銀座若松」が、
　2023年12月30日の営業をもって閉店することがわかりました。
　コアの建替えによるもののようです。

　《閉店のお知らせ（１２月３０日をもって閉店いたします）》
　《※現在、店舗の移転先や新規店舗について検討しておりますので、
　詳細が決まり次第、当ホームページで告知致します。》
http://ginza-wakamatsu.co.jp/%e9%96%89%e5%ba%97%e3%81%ae%e3%81%8a%e7%9f%a5%e3%82%89%e3%81%9b%ef%bc%88%ef%bc%91%ef%bc%92%e6%9c%88%ef%bc%93%ef%bc%90%e6%97%a5%e3%82%92%e3%82%82%e3%81%a3%e3%81%a6%e9%96%89%e5%ba%97%e3%81%84%e3%81%9f/
　新規店舗のお知らせが待たれます。