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壊れたモノをそのままにしておいてはいけない。モノを捨てる時には「ありがとう」と言う。

小さい時に親をはじめ、周囲の人から、
モノにまつわることでよく言われたことの一つ。

それは、
「壊れたモノはそのままにしておくな」
ということ。

皆さんは、いかがですか?

なんで壊れたものをそのまま置いていては



いけないのでしょうか?

説明された理由。
まず、運気が下がる。

使えなくなったものをそのままほったらかしにしておくことは、
無用なものを家の中に置いておくこと。
本来の役目を果たさせてやってこそ、モノ。
それをさせてやらないのは、モノがかわいそうとも。

またこんな例えをしてくれた人も。
「怪我したり、病気をした人が家の中にいたら、
お前はそのままほっておくか?」

ともかく壊れたものはそのままにしておかない。
修理して使えるようにして使うか、
もう使えない場合は、処分するべきだと。

処分する場合の注意も教わりました。

これまで働いて、役に立ってくれた道具、機械に
「長い間、働いてくれてありがとう」と
感謝の念をこめて、送り出してあげること。

これで道具は満足して、処分されるといいます。

年を経たモノは、物の怪になってしまう
という日本の精神風土にも通じる感情かもしれません。

こうした壊れたモノを放置することが、
人間のマイナスの感情を引き出してしまう
という研究そしてそこから生まれた実践があります。

「破れ窓(割れ窓)理論」と呼ばれるものです。

皆さん、お聞きになったことがあるでしょうか?

何者かにより窓が壊された。
住人はそれをそのままにしておいた所、
次々と窓が壊され、治安が悪くなってしまった。
逆に小さな犯罪も見逃さず、すばやく対処し続けていると、
犯罪数、犯罪率とも下がるとの理論です。

1982年に米国の犯罪学者ジョージ・ケリングが
唱えた犯罪抑止理論。
ニューヨークのジュリアーニ元市長は、この理論を知り、
徹底的に小さな犯罪の後始末を行うことを進めました。
そうした所、犯罪数、犯罪率が激減し、
安全なニューヨークがよみがえったのです。

地域の安全まで広く考えなくても、
自分の部屋に壊れたモノが多くあり、そのままになっている。
なんとなくそのモノに対する愛情が感じられず、
マイナスの感情を目覚めさせてしまうかもしれません。

昔の日本人には、モノ供養という考えがありました。

モノは大切にし、できるだけ修理して使い続ける。
使えなくなったら、感謝の念を込めて供養して、
送ってあげる。

そうした知恵に再び学ぶ時かもしれません。
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