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お盆玉。祖母の色寒天。

「お盆玉」という言葉。
あなたは、ご存じですか?

数年前から、テレビのコマーシャルでも流れていたので、
知っているという方も多いでしょうね。

お盆玉とは、お年玉に対応するもので、里帰りした息子・娘の子ども、
すなわち孫に祖父母や叔父叔母さんが、
あげるお小遣いのことだとか。

今では、そのお金を入れる
お盆玉用のポチ袋まで売られています。

お年玉を入れるポチ袋だと柄が、夏にあわないので、
金魚、西瓜などが、描かれたデザインのものが出ています。

そうした袋には入っていませんしたが、
夏、父方の祖母の家に行くと、数十円、
数百円単位でしたが、そっとお小遣いをくれました。

時代も時代ですし、祖母には孫が大勢いたので、
額はそんなものでした。

さらに、近所の雑貨屋さんで、
金平糖、かりんとうなどの
お菓子を買ってくれました。

それ以上に覚えているのが、
祖母や叔母さんが作ってくれた色寒天。

寒天に食紅を使って赤や緑に色をつけたもの。
(白もあったはずだが、余り覚えていない)

お正月のお節にも入れていましたが、
やはり、この色寒天は夏の印象が強いですね。

流し寒天とか、鏡寒天とか呼ぶ地方もあるようです。
四角い形が多いようですが、祖母の家のそれは、
三角に切って出てきました。

昔は、今のような様々なスイーツがなかったので、
素朴なこの色寒天がとても美味しかったですね。

今でも寒天が好きなのは、小さい時のこの影響かもしれません。

祖母も随分前になくなり、
親戚一同が、祖母宅に集まることもなくなってしまい、
色寒天を食べることもありません。

けれど、祖母の笑顔とともに、あの色寒天の味と、
開け放たれた家を通り過ぎる風の感覚は
今でもはっきりと覚えています。

実際に戻ることはできませんが、
夢の中ででも、体験してみたいですね。

〇2022年8月16日、
 お盆の頃になると、毎年、このエントリーにアクセスが集まります。
 ここ数年、対面で会うことができませんでしたが、今年は行動制限なし。
 お祖父さん、お祖母さんから、お盆玉をもらった
 お孫さんも多かったでしょうね。

〇色寒天
 ネットでたまたま出てきたのが、「しあわせの4色かんてん」。
https://shop.kantenpp.co.jp/shopdetail/000000001270/
 ここのメーカーの寒天パウダーはよく使っているのですが、
 これは知りませんでした。
 4色。チゴ味・メロン味・パイン味・ホワイト味とそれぞれ味があるんですね。
 祖母の作ってくれた色寒天は、色と甘みだけで、こうしたフルーツ味は
 ついていませんでしたね。



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