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長年放置した風呂場の寒さ。それを簡単に解決して知人が思ったこと。寒苦鳥。

お宅の風呂場は温かいですか。

わが家は、ユニットバスではなく、
昔ながらのタイル貼りなので、
入っている時、結構、寒さを
感じることがあります。

知人のお宅も、



築数十年の木造の一軒家。

浴槽を変えるなど、小さなリフォームは
していますが、わが家と同じで
基本タイル貼りで、
家の北側にある古いタイプです。

という訳で冬場はかなり寒いとか。

家族全員が風呂場については
不満をもっていたとのこと。

シャワーをかける。
風呂の蓋をあけておいて、
風呂場をあたためておく
といったことはしていたそうが、
根本的なことはしないまま、
時間だけがすぎ、ずるずるとそのままに。

あるとき、親戚の人が知人の家に
泊まりに来て、風呂に入ったとのこと。

そしたら、あまりに寒いのに驚いて、
これでは年寄りが危ないので、
何とかした方がよいと言われたとのこと。

そして、リフォームするにしても時間と
お金がかかるだろうから、今すぐにできること
として、何点が対策を教えてくれたのだとか。

1,100均ショップで販売しているマットを、
 床に必要な分だけしく。
2,窓の処に透明な発泡シートを貼ること。
3,風呂の蓋に加え、水面にアルミ保温シートを
  浮かべ二重にすること

次の日に、近所の百均、ホームセンターに行き、
必要なものを購入し、対策を施したところ、
それまでとは全く異なり、身体が冷えるような寒さを
感じなくなったそうです。

買物に行き、設置するなどした時間は1時間弱。
購入費用は1000円ほどだったとのこと。

この体験で、知人は、
ものすごく反省したそうです。

毎年毎年、秋から冬の時期には、
寒い寒いといいながら、対策をせず、放っておいた。

完璧に寒さを防ぐには、
風呂場をリフォームしなくてはならず、
かなりの時間と費用がかかるだろう。

それを言い訳にして、手を付けないばかりか、
すぐにでも時間とお金をかけずに、
できることもしてこなかった。

そんな己の怠惰さにあきれたと。

そしてそれは、風呂場の寒さだけに留まらず、
他のことにも及んでいないかと。

人生の中で、解決しなくてはならないこと。

それを完璧にせねばならぬからを、
口実にして、すぐに出来ることを、
少しもせずに、先送りにしていないかと。

そんなことを話してくれました。

知人からこの話を聞いて、
以前にも書きましたが、
「雪山の寒苦鳥(せっせんのかんくちょう)」の
逸話を思い出したことです。

寒苦鳥は、インドの雪山(ヒマラヤ)に住む
という想像上の鳥です。
雌は夜に寒さを嘆いてて鳴き、
雄は夜が明けたら、
「夜明くれば巣を造らん」と鳴くのです。

ところが、夜が明けて、
朝日がさして、暖かくなると、
「無常の身を何がために労せん」と
夜の寒さを忘れて、そのまま巣を作らず、
その日を過ごしてしまうのでした。

この鳥は、仏教では、怠けて
悟りを求めようとしない衆生のたとえ。

久しぶりにこの説話を思い出したことでした。


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