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平成31年、2019年の干支は己亥(つちのとい)。その意味するところは。

2019年平成31年を迎えました。

あなたは初詣にいらっしゃいましたか。

すぐ近所の薬研堀不動尊(川崎大師別院)、
さらに氏子となっている神田明神。

そちらは後日ということにして、
今日1月2日は、今年は亥年なので、
それにまつわる神社、お寺に行こう
と考えました。

選んだのは、御徒町、アメ横の中にある
摩利支天徳大寺。
聖徳太子の御手彫と伝わる
摩利支天像が祀られています。

http://www.marishiten-tokudaiji.com/

なぜ亥年に関係しているかというと、
こちらの摩利支天が乗っているのが、
猪なんですね。

摩利支天はもともとインドの神様。
太陽、月の光、陽炎を神格化したもの。

それが仏教の中に取り入れられ、
日本では武士の守り本尊とされました。

参詣の人々に力すなわち「気力・体力・財力」を与え、
「厄を除き、福を招き、運を開く」守護神と
伝えられています。

そのお姿は猪の背に立って描かれるように、
亥にゆかりがあり、十二支の「亥の日」が
ご縁日とされてきたのです。

そして1月2日が2019年の
初亥の日で大祭だったのですね。

というわけで1月2日にお参りに。

境内は意外にもそれほど混雑していませんでしたが、
本殿の中は上がって祈願する人で満杯でした。

ご住職が時間ごとにお勤めし、そのあと、
今年2019年の干支である己亥(つちのとい)
について説明されていました。

乙亥は十干と十二支との組み合わせの一つ。
十干は(甲乙丙丁戊己庚辛壬癸)。
十二支は(子丑寅卯辰巳午未申酉戌亥)。
これらの組み合わせで甲子(きのえね)から始まり、
癸亥(みずのとい)まで60通りの組み合わせがあります。

己亥(つちのとい)。

己は「つちのと」(土の弟の意)で、
陰陽五行説によって五行の土に、
十干の己(き)を配したものです。

己は、糸を捲き取る糸巻きの形。
己は紀のもとの字とか。

ここから己は糸巻きが
糸を正しく巻き取るように、
乱れを糺(ただ)すとのこと。

「綱紀粛正」という言葉があります。
家の規律や秩序、政治の方針、あり方、
政治家・役人の態度の乱れを正すという意味ですね。

綱紀 の「綱」は大づな。「紀」は小づなです。

乱れをただすという年と。

一方、亥は木偏をつけると核。
物事が成熟し、実りの中心を意味し、
エネルギー、物事が発する中心と。

寺の中にはもっと詳しく
説明されていたのですが、
中で写真を撮影することは
はばかられたので、
記憶に従って記しました。

普段、干支や漢字の意味を考える機会は
ほとんどないので、住職の話と本堂の中の
書き物はとても興味深いもので、新年早々、
とても勉強になりました。

近江神宮、《平成31年の年柄》
http://oumijingu.org/publics/index/105/

こちらにも詳しく書かれています。

己、
《のり、つまり規則、法則、人倫といった筋道を正すもの、
一貫した筋道を表わし、正しい規律を立てて行く年巡りであること》。


《亥は閡(とじ)るで、万物の生命力が凋落し、
種子の内部に生命が閉じ込められた状態》。

総じて、
《自己を振り返り、我欲を抑え利己的な考えを改め、
身を正して新たな出発に向うのも己亥の示す大切な意味である。》







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